モノに溢れた親の家、どう片付ける?(後編)――親が亡くなったあとの遺品整理は、ワイワイと複数人で!

ダ・ヴィンチニュース / 2014年11月1日 5時50分

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『親の家をどう片づける 本当に残すべきものと後悔しない整理法』(上東丙唆祥/実業之日本社)

 数年前のブームが落ちつき、定番化した感のある「エンディングノート」。親がなくなったあとに、兄弟姉妹でもめごとが起こらないよう、財産分与や遺産相続について書く、いわゆる「遺書」を想像しがちだが、『親の家をどう片づける 本当に残すべきものと後悔しない整理法』(実業之日本社)の著者である生前整理アドバイザー・上東丙唆祥さんは、エンディングノートは、年齢に関係なく、未来の目標を明確にするために書くものだという。また、若いうちからエンディングノートを書くことは、現代社会で生きている私たちの周囲への心配りだとも。前編の生前整理に関するエピソードに続き、エンディングノートの書き方や親の死後の遺品整理、若者の突然死などについて聞いた。

関連情報を含む記事はこちら

前編>>生前整理の心構えは“物の整理の前に、まずは心の整理”
http://ddnavi.com/news/212414/

■未来の目標をつくるエンディングノートの書き方
 僕の推奨するエンディングノートの書き方は、本人の将来について書いてもらうやり方です。ポイントは、過去ではなく、未来に向けて書いてもらうこと。その方が80歳であろうと、90歳であろうと、自分がどうなりたいか、どうしたいかをまずは想像してもらいます。そこでたとえば世界一周旅行がしたい、という夢が出てきたら、次に世界一周旅行に必要なものを思い浮かべていただきます。靴、カメラ、バック、パスポート、家族との写真、人によっては英会話や、社交パーティに出るためのドレスと答える方もいるでしょう。すると、大量に買い貯めているトイレットペーパーは不要、と気づくことができるかもしれません。特にオイルショックを経験した世代は、モノのない時代を過ごしているので、モノをたくさん買い貯めては、なかなか捨てられないという傾向が強い。けれど、未来へ目を向けることで、そういった過去の執着から離れることが可能となります。


■両親が亡くなったあとの遺品整理は、できる限り複数人でやる
 ご両親が亡くなったあとの遺品整理であれば、複数人でワイワイガヤガヤ片付けることをおすすめします。父親や母親が亡くなった直後は、葬式などでバタバタしますが、それが過ぎると空虚感を覚え、強い悲しみや怒りが押し寄せてきます。すると、片付けられるようになるまで時間がかかってしまうからです。

 泣いていいし、悲しんでいい。時に憎んだり、怒ったりしてもいいんです。人間なのですから、それは仕方のないこと。感情は、抑えようとすればするほどストレスになるので、それを解き放つ時間は必要です。片付けている途中で苦しくなったり、悲しくなった時に、吐き出せる人が近くにいてくれるのは、心強いことです。

ダ・ヴィンチニュース

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