落合モトキ「本物のバンドをバックに歌うシーンは嬉しくもあり、申し訳ない気持ちでいっぱいでした(笑)」

ダ・ヴィンチニュース / 2014年11月8日 5時50分

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『ひとりずもう』(さくらももこ/集英社)

 毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある一冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、映画『日々ロック』でカリスマビジュアル系ロックバンドのボーカル・新庄役を演じた落合モトキさん。プライベートでもロック好きな彼が、この作品を通して感じたこととは――?

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 ビッグスターになることを夢見て、高校時代の仲間たちとバンド活動を続ける日々沼。メジャーデビューにはほど遠いが、熱さとロックへの愛だけは誰にも負けない。落合さんが出演する『日々ロック』は、そんな若者たちの姿を追った、青春ロックムービーだ。

「僕が演じているのは日々沼たちと対峙するバンドマンの役なんですが、彼らのまっすぐな姿を見て素敵だなと思いましたね。それに、僕もプライベートで友達とバンドを組んでギターを弾いているので、スターダムにのし上がっていきたいという気持ちはよく分かります。僕だって、今でも生まれ変わったらバンドをやって、ひと花咲かせたいって思いますもん(笑)」

 趣味で続けているというバンドについては、「人前で演奏できるレベルじゃないので……(笑)」ということで、今のところ表立って活動することはないそうだ。しかし、それだけに映画の中で本物のバンドをバックにライブをおこなうシーンは、「本当に幸せな瞬間でした」と話す。

「劇中で歌うザ・ランゴリアーズの曲を作ってくださったミサルカさんたちが、実際に僕の後ろで演奏してくれたんです。もう、これ以上ない贅沢な時間でした。その一方で、芝居とはいえ、自分たちが作った曲をあんなふざけたパフォーマンスで歌われてよく許してくれたな、と(笑)。ミサルカのファンの皆さんにも申し訳ない気持ちでいっぱいでした(笑)」

 もちろん、そうした気持ちとは逆に、撮影には真剣に、真っ向勝負で挑んだ。そのため原作コミックも深く読み込んだという。ちなみに落合さんが原作でもっとも感銘を受けたのがこのシーンだ。

「それまでアコギを弾いていた日々沼が、ある日エレキを手にする。その時、あふれ出る音の圧に体がビリビリと震えるんですが、その場面が本当にカッコよくって。ただ、残念なことに映画にはこのシーンがないんです(笑)。入江(悠)監督の手にかかったらどんな映像になるのか、ちょっと楽しみだったんですけどね。でも、それを抜きにしても物足りなさをまったく感じさせないほど、物語は猛スピードで進んでいく。まるでジェットコースターのような映画ですので、そのアツさと勢いをぜひ映画館で体感してください」

 そんな落合モトキさんが選んだ1冊は、『ひとりずもう』(さくらももこ/集英社)。――小5から短大入学まで、アニメやコミックの『ちびまる子ちゃん』では描かれていない、まる子ことさくらももこの青春時代を綴ったエッセイ風コミック。ほのぼのとした日常の中で感じる10代特有の悩みから、マンガ家デビューを果たすまでの紆余曲折、そして親友たまちゃんとの別れまで秘蔵エピソードも満載。

取材・文=倉田モトキ

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