宮沢りえ×犬童一心『グーグーだって猫である』、織田裕二×池井戸潤『株価暴落』、WOWOWの注目ドラマを見逃すな!

ダ・ヴィンチニュース / 2014年11月8日 5時50分

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連続ドラマW『グーグーだって猫である』主演の宮沢りえ

■15年と8カ月のディテールを真摯に、ゆったりと【犬童一心監督インタビュー】

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この世でいちばん大切なのは、愛するものたちと過ごす日常の輝き──。
マンガで、映画で、猫好きたちを魅了した『グーグーだって猫である』。
この秋、ドラマになって帰ってきます!

 あのグーグーにまた会える──一報を目にして、期待に胸を高鳴らせた人も多いことだろう。

 独特の詩情で多くのファンを魅了するマンガ家・大島弓子が、愛猫・グーグーとの出会いから始まる悲喜こもごもの日々を綴ったコミックエッセイ『グーグーだって猫である』。2008年には小泉今日子主演で映画化されたこの作品が、全4話の連続ドラマとなって蘇った。シリーズ構成と監督を手がけるのは、珠玉の映画版と同じく、犬童一心さん。

「映画を撮る前は、ストーリーマンガではないこともあって、正直、難しい題材だなと感じていました。でも、それを何とか映画にし終わったときに、『これ、もう一度挑戦したいな』と思ったんです」

 大学時代に自主制作した映画『赤すいか黄すいか』(82年)に始まり、これまでに『金髪の草原』(00年)、『つるばらつるばら』をモチーフとした『メゾン・ド・ヒミコ』(05年)と、数々の大島作品を映像にしてきた犬童さん自らが提案した、今回のドラマ化。さまざまな要素を盛り込みながら一本の作品に仕上げる映画の作業とは異なり、あくまで「詰め込まない」ことを心がけたという。

「コミックエッセイは、やはりディテールの物語なんですよね。大島さんの原作は猫と自分に起こったことをしっかり見つめていて、そこから、日常というものがすごく魅力的で大切なんだということが伝わってくる。テレビドラマならば、それをもっとゆったりと表現できるんじゃないかと思いました」

 さらにもう一点、犬童さんの心に掛かっていたのが、主人公である少女マンガ家・小島麻子のキャスティング。

「宮沢りえさんと仕事をしたい、という気持ちがずっとあったんです。市川準さんの『トニー滝谷』(05年。原作は村上春樹の短編小説)に出演された宮沢さんが、すごく魅力的で。僕は市川さんに映画の世界に連れて来られた人間だったから、いつか宮沢さんをあんなふうに撮ってみたい……そう思っていて、ある朝、起きたときに『そうか、グーグーを、宮沢さんで撮ればいいんだ』と(笑)」

 得難い主役は、その期待に見事に応えた。ゆったりと回されるカメラの向こう、大島作品にしばしば登場する吉祥寺の井の頭公園を、宮沢さん扮する小島麻子が歩いていく。行き交う人々。きらめく池の面、そこに落ちる木々の影。それだけで「観ていて飽きない」光景は、まさに犬童さんが目指した、日常の輝きそのものだ。

ダ・ヴィンチニュース

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