古今東西の英雄豪傑オールスターが、異世界で全力の国盗り合戦!『ドリフターズ』最新刊レビュー

ダ・ヴィンチニュース / 2014年11月24日 11時0分

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『ドリフターズ』(平野耕太/少年画報社)

 「よろしい ならば戦争だ」という少佐の大演説で一躍不動の地位を築いた漫画、『HELLSING』。その著者、平野耕太先生の新連載『ドリフターズ』(平野耕太/少年画報社)最新刊が電子書籍でも登場です。エルフ、ドワーフ、ドラゴン、サムライ、西部ガンマン、ロシア帝国の皇女、ローマの将軍、大日本帝国海軍提督や戦闘機パイロット。不思議なファンタジー世界に『漂流者(ドリフターズ)』として召喚された、古今東西の歴史上の英雄豪傑たちがめまぐるしく繰り広げていく大立ち回りから、一時たりとも目が離せません。

【画像あり】『ドリフターズ』

 私たちの現実世界から異世界へと召喚される英雄豪傑たち、ドリフターズ。彼らは「廃棄物(エンズ)」と呼ばれる者たちを倒すために呼ばれています。エンズとは、私たちの世界から異世界へと呼ばれた者という点ではドリフターズと同じ。ただ違うのは、「非業の死」を遂げ、「世界中を恨みきって破壊と殺戮を撒き散らす」という点。黒王と呼ばれる強大なエンズを頂点にジャンヌ・ダルク、土方歳三などを将とし、亜人を従え人間世界を滅ぼそうと動きはじめていました。

その直前にドリフターズとしてこの世界に来ていたのが「戦国最強のサムライ」こと島津豊久(しまづとよひさ)。彼は瀕死で行き倒れていた所をエルフの少年らに見つけられ、豊久と同じくこの世界に召喚されていた織田信長と那須与一のもとへと送り届けられます。それをきっかけに人間から弾圧されていたエルフを助け、なし崩しにドワーフも助け、ほどなくその行動は黒王たちにも知るところとなりジャンヌ・ダルクや土方歳三らと衝突。手に汗握る攻防を繰り広げ、やがては問答無用の国盗り合戦を繰り広げることになります。

 最新4巻では「武士よりも武士らしく」を目指した土方と、「戦国武士の化身」豊久の、年月を超えた佐幕倒幕の因縁対決が熱く繰り広げられました。辛勝するも黒王の下へは信長との因縁のある「ある人物」が合流し、さて信長の深謀遠慮は今までのように通じるのか。読むたびに続きが気になって、落ち着けません。次巻発売が待ち遠しいシリーズです。

文=猫梳なりや

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