結局中学なんて頼りにならない!? 中学に行かずに高校進学を果たした元不登校生徒の話

ダ・ヴィンチニュース / 2014年12月2日 11時40分

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『中学校なんていらない。』(青木光恵/KADOKAWA メディアファクトリー)

 中学校って本当に必要なのだろうか?

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 不登校や学校に行くのが苦手だった人、もしくは現在も不登校の人は、学校が必要か一度は考えたことがあるだろう。

 そんな筆者も中学時代は不登校の1人だった。不登校児だったゆえに、同じ不登校だった人の話を聞くことも多い。しかし、話を聞いて思うのは中学校に行かなくても、なんとかなるということ。高校で社会に復帰する人もいれば、大学で、就職して、と復帰する時期はバラバラだが、みんなそれぞれ普通の生活を送れているように感じる。

 本当に中学って必要なのだろうか? そんな疑問に答えてくれるのが『中学校なんていらない。』(青木光恵/KADOKAWA メディアファクトリー)だ。本書は、マンガ家・青木光恵さんの娘 ちゅんこさんの話である。ちゅんこさんは不登校になり、そこから中学校に頼らず高校へ入学した。本書に書かれていることは、元不登校児の筆者が読んでも非常にリアルなものであった。


■不登校になったきっかけ

 現在高校2年生の青木さんの娘 ちゅんこさんが不登校になったのは、ある男の子からのいじめがきっかけだった。
 ちゅんこさんは中1の夏に転校して以来、体調不良も重なり休みがちであった。そして2年になった時、ある特定の男の子から暴言を吐かれたり、殴られたりしたことをきっかけに全く学校に行かなくなる。
 学校に相談し、いじめた男の子と話し合うことにした青木さん。彼はその場では反省したそぶりも見せるが、相変わらず悪口を言い続ける。再び学校に相談すると、学校はAくんに問題があることを把握しながらも、ちゅんこさんに保健室登校をすすめる。公立校なのでいじめた方を学校に来させないわけにはいかないという学校に対し、青木さん親子は不信感を感じるようになる。


■担任から「入れる高校はない」と言われ

 病院に通ったり、塾に通ったりすることで完全な引きこもり状態は回避していたちゅんこさん。
 塾に通うだけあって、高校進学への意欲もあった。しかし、進路相談の際に担任から言われたのは「ちゅんこさんが、入れる高校はないです」というセリフであった。そして、渡されたのは1校の通信制高校の資料。
 担任は内申がない、ちゅんこさんが入れる高校は1校しかないと言うのだ。そのことを塾で相談する青木さん親子。すると、内申のない子でも試験と面接だけでみてもらえる、オープン入試の存在を知る。

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