「事実は1つ、考え方は2つ」 “プラスを生む反省”で1年を振り返ろう!

ダ・ヴィンチニュース / 2014年12月7日 11時30分

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『失敗してよかった! 自分を肯定する7つの思考パターン』(和田裕美/ポプラ社)

 忘年会シーズン到来! だが、毎年毎年、一年の出来事や行いをお酒で忘れてしまってよいものか? たまには、まともにその年を反省して、有意義な年越しをした方がいいのでは? と良心が叫ぶ。

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 だが、世は「輝く来年に向けて、今年の自分を見つめ、いい年越しがしたい!」 という前向き人間ばかりではない。「今年の出来事なんて振り返るのも嫌。今年は失敗ばかりだったし…」と振り返る前から肩を落とす人もいるはずだ。そこでこの時期、笑っている方にも泣いている方にも、おすすめの思考法を『失敗してよかった! 自分を肯定する7つの思考パターン』(和田裕美/ポプラ社)から紹介しよう。

 生意気にも本書を一言で切るなら、“目の前の事実の受け止め方を変えると自分を肯定できる” という思考法を説いた、自己啓発系ビジネス書だ。とはいえ、主題は「考え方」なので、ビジネスとは無関係な日常を送っている人でも、読み終えたその日から活用できる方法ばかりが載っている。しかも、知っていた方が人生お徳な「考え方」なのである。

 では、“目の前の事実の受け止め方”は、どう変えればいいのだろうか。答えはずばり、「事実は1つ、考え方は2つ」なる方法である。例えば“上司に怒られた”という事実1つに対して、“自分はもうだめだ”という後ろ向きな考え方か、“これは成長するチャンスだ”という前向きな考え方か、その受け止め方は2つあるということだ。

 ただ、そんなことをいわれても、嫌な事実が起きたらどうしても気持ちが下がってしまうのは事実。プラスの面しか見ない、感じないというのも、並みの人間には簡単にはできない。そこで本書がすすめるのは、「プラスとマイナスの両方を見て、どちらがいいか自分でチョイスする」方法である。落ち込んでもいい、泣いたっていい、嫉妬しても怒ってもいいので、まずは暗い気持ちを受け入れること。それから、その事実にプラスな面がないかを探すのだ。そして暗い気持ちで居続けるのか、探し出した良い事を心に留めて切り替えるのかを選択する。

 この“一度マイナスを受け入れてから、事実と考え方(感情)を切り離す”方法は、必ず最後は明るい方を向ける優れもの。やり方が理解できたら、日々のささいな出来事にも、この「事実は1つ、考え方は2つ」を意識してみよう。するとやがて、積極的に良い事探しをするようになり、世界がより良いものに感じられるはずだ。

 著者自らの経験を通して説かれる思考法は、反省という苦味を味わう勇気ある者の背中を、幸せな方向に押してくれること間違いなし。来年が良い年になりますようにと願いを込めて、今年の自分をプラスに振り返る年越しにチャレンジしてみたい。

文=奥みんす

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