下ネタに大照れするギャルは好きですか?

ダ・ヴィンチニュース / 2014年12月30日 11時30分

写真

『おしえて! ギャル子ちゃん』(鈴木健也/KADOKAWA メディアファクトリー)

 ギャルに憧れたときがあった。「オタクにしか見えないけど実際何にも詳しくない」という何者でもない中学時代を経て、高校のときチャンスが訪れた。私に話しかけてくれる懐の深いギャルがいたのである。私に話しかけてくれているのではなく、話しかけたら私だったという事故だったとは思うが、その頃私の中のギャルの定義というのは「教室の端から端まで届く程度の声量が出せる人」で、そんな人になりたいと高1の文集に本気で書いた(暗い)。

【画像あり】『おしえて! ギャル子ちゃん』中面をチェック

 ギャルと知り合えたことで、これ幸いと見た目をギャルっぽく凝った時期があった。けれどその後私が大声を出すことは一度もなかった。ギャルにしか見えないけど話しかけると反応が返ってこないという種類の人物になった。

 昨今はギャル誌が衰退してオタクミックスの文化になりつつあると聞くが、『おしえて!ギャル子ちゃん』も新・ギャルキャラクターを提案している。ポイントは「照れ屋のギャル」である。ギャルが苦手な下ネタを振られ照れている。そしてそこに萌える、という一見「何やってんすか」という言葉でしか己を守れないほどの新境地である。

 ギャル子ちゃんが巨乳であるというところも重要だ。終始巨乳ネタを欠かさない。巨乳ネタどころかもっとひどい下ネタのオンパレードである。けれど下品だけにならないのはとにかくギャル子ちゃんがいちいち照れてくれるからである。

 下ネタ耐性のないギャル子ちゃんを辱めるのは、友達の「オタ子」と「お嬢」。それを遠巻きに眺め密かに興奮する男子クラスメイト達。やはり「何やってんすか」であるが、乳輪の話が行き過ぎて感動友情ストーリーが生まれたり、女子と生理現象の関係についてお勉強になったりと一筋縄ではいかない『おしえて!ギャル子ちゃん』。

 乳首の色と陥没を気にし、眉毛と陰毛の濃さの関係におびえ、下ネタ誘導され自爆し、徹夜アニメ観賞をしてオタ文化にも寛容なギャル子ちゃんから目が離せない。

文=女生徒(じょせいと)

ダ・ヴィンチニュース

トピックスRSS

ランキング