「ボケるの忘れてました」ピース又吉 小説効果で『文學界』83年の歴史上初の増刷決定!

ダ・ヴィンチニュース / 2015年1月8日 19時30分

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『文學界 2015年2月号』(文藝春秋)

 2015年1月7日(水)に発売された文芸雑誌『文學界』2月号(文藝春秋)の増刷が決定した。これは82年前の1933年に『文學界』が創刊されて以来、資料に残る範囲で初めての増刷となる。増刷となった『文學界』2月号には、お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹の文芸誌デビュー作「火花」が掲載されている。又吉はかねてより本読みの名手として知られていたが、文芸誌に小説を執筆したのは今回が初めて。

吉本芸人に学ぶ生き残る力

 又吉直樹からも「今回、『火花』という小説を文學界に書かせていただきました。今まで書いた文章のなかで、もっとも長いものになりました。僕は、人間を深く掘り下げた小説に何度も救われてきました。『火花』は自分なりに人間を見つめて書いた作品です。小説好きの方はもちろん、普段読まない方にも漫才だと思って読んでいただけると嬉しいです。すみません、ボケるの忘れてました。劇場にも毎月立っていますので、ぜひ遊びに来てください」と真面目なコメントを寄せている。

『文學界』武藤旬編集長は「鋭い観察眼と独自の文体を持っている。知名度のあるタレントだからではなく大型新人作家として大きく扱いたいと思った。ふだん文芸誌を手にとらない10代、20代にもよく売れている。それだけ普遍的なテーマ性と、ポピュラリティーを兼ねそなえた小説だからではないか」と語る。

『文學界』2月号は発売初日の7日中にネット書店ではすでに軒並み品切れの状態となり、発売初日の売行きが70%を超えた大手書店チェーンも。「火花」の冒頭部分については、『文學界』のオフィシャルサイトに設けられた「立ち読み」のコーナーで試し読みができ、単行本は3月に刊行予定となる。

「火花」
芸人である「僕」を語り手に、才気あふれる先輩芸人と過ごした濃密な青春を描いた作品で230枚の中篇。お笑いの世界の魅力と怖さが存分に表現されている。

⇒『文學界』オフィシャルサイト
http://www.bunshun.co.jp/mag/bungakukai/

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