炎上女王“はあちゅう”の広告業界観察日記

ダ・ヴィンチニュース / 2015年1月9日 11時30分

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『広告(アド)ガール』(はあちゅう/ゴマブックス)

 著者名を見ただけで気抜けしそうになるアラフォーの私でしたが、心もちなおして、一気に読みます。この世代のこのジャンルのこれだけ軽いエッセイは初めてかもと思いながら読了。

【画像あり】『広告(アド)ガール』中面をチェック

 著者のはあちゅうは大学在学中より、名ブロガーとして「クリスマスまでに彼氏をつくる」「世界一周をタダでする」などでカリスマ的存在になった人なのだ。慶應大学→電通の王道を行った彼女の就職をしてからの活躍ぶり、というよりは、一新人の率直な業界観察日記が本著。

 何も知らない新人が「業界」に染まってゆく様子がよく描けています。会社勤めをしている人なら、誰でも新人の時期があるわけで、その意味で大きな共感を伴うかと。彼女のようなジャンルから出て来たブロガーというのは、よくも悪くも自分を切り売りしていかねばならない職業のように見受けられますが、オバさんとしては、若い頃から地を出しまくっている彼女の路線は続けられるのかどうか、気になってしまうところ。

 林真理子氏のデビュー当時の作品を彷彿とさせる軽さと読みやすさは疑いようがありませんが、ネタ切れしないのかなぁなどと心配になるほど、「そのまんま」な姿の「そのまんま」な語りなのです。経歴を読んでみれば、なんと2年で電通退社。転職してコスメ専門サイトの編集長をしたり、動画サービスHPのマネージャーなどをやっているそうだ。そうなると、電通の洗礼より、その後のキャリアを積んでゆく著者の話も興味深い! ぜひ、リアルに働く女性の姿を伝え続けて欲しいものです。

文=ワイコブ

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