カナダ材利用の木造施設がつなぐ、東北復興支援の輪

Digital PR Platform / 2020年8月20日 16時54分

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「カナダ×名取市 復興ありがとうホストタウンフレーム切手」の販売が開始

カナダ林産品の普及活動を行う非営利業界団体カナダウッドの日本事務所、カナダウッドジャパン(所在地:東京都港区、代表:ショーン・ローラー)より、木造建築を通じた東北復興支援の取り組みについてご紹介します。

2020年8月5日から、「カナダ×名取市 復興ありがとうホストタウンフレーム切手」が数量限定で販売開始されました。「復興『ありがとう』ホストタウン」とは、東日本大震災の被災三県(岩手県、宮城県、福島県)の自治体を対象とし、復興支援活動を通じて海外の国・地域と交流を行うホストタウンのことです。宮城県名取市はカナダの「復興『ありがとう』ホストタウン」であり、切手にはカナダの観光名所やシンボルに加えて、「カナダ-東北復興プロジェクト」で建設された「どんぐり・アンみんなの図書室(現名取市歴史民俗資料館)」と「ゆりあげ港朝市 メイプル館」の絵柄も並びます。


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2011年11月、「カナダ-東北復興プロジェクト」が立ち上がりました。これはカナダ連邦政府とブリティッシュコロンビア州およびアルバータ州政府、カナダ林産業界並びにカナダウッドグループが一体となり、被災地域のコミュニティ再生に役立つ施設をカナダ材で建設することを主な目的としたプロジェクトです。プロジェクトの運営を担ったカナダウッドは、震災直後の現地視察、また翌年2012年からの各被災地への提案募集と事業案の選定を行いました。これまでの取り組みとして、「どんぐり・アンみんなの図書室(現名取市歴史民俗資料館)」(宮城県名取市増田)、「ゆりあげ港朝市 メイプル館」(宮城県名取市閖上)、「オランダ島ハウス(船越小学校放課後児童クラブ)」(岩手県下閉伊郡山田町)、障がい児者支援センター「エリコ」(福島県いわき市)、の4つの施設が建設されており、地元の方々に広く活用され地域に根付いています。

今回は、宮城県名取市内の2つの施設の事例についてご紹介します。

どんぐり・アンみんなの図書室(現名取市歴史民俗資料館)/宮城県名取市増田


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カナダ材が現し(あらわし)で多用されており、木のぬくもりに包まれるような空間となっている

以前の名取市図書館は名取市役所として使われていたコンクリート造の建物を転用しており、築50年と老朽化が進んでいたため新しい図書館の建設を検討していました。その矢先に震災に見舞われ、内陸部のため津波の被害は受けませんでしたが、壁は崩落し何万冊もの本が床に投げ出され、足を踏み入れることもできない状態でした。しかし、全国から駆けつけたボランティアの手を借りて、1ヶ月で本の片付けを済ませ、5月には移動図書館用の車や車庫を使って貸し出しを再開。寒くなる10月にはプレハブの建物が建てられ、12月には日本ユニセフ協会からの資金援助で先に「どんぐり子ども図書室」が完成しました。次は大人向けの図書館をという話になった際に、「カナダ-東北復興プロジェクト」からの支援が決定し、カナダから連想された『赤毛のアン』の「アン」と、「どんぐり子ども図書室」から命名されました。設計に関してもアンの家である「グリーンゲイブル」をイメージしており、床、壁、柱梁、屋根裏に至るまで無垢のカナダ材を現しでふんだんに使用した切妻屋根の建物となっています。2013年1月のオープンから2年後には利用者数が震災前とほぼ同じになり、「木の雰囲気がとてもいい」「温かくて落ち着く」など多くの声が寄せられました。2020年5月には、建物はそのままにリフォームを行い、「名取市歴史民俗資料館」に生まれ変わりました。市の歴史文化の保存・活用の拠点として新たな形で活用され、受け継がれています。


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内外をオープンに結ぶ造りとなっており、初めての人でも入りやすくなっている



ゆりあげ港朝市 メイプル館/宮城県名取市閖上


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海側のテラスまで大きく弧を描く屋根は、カナダ材の大断面構造用集成材によって支えられている

宮城県名取市閖上地区、貞山運河に連なる広浦に面した沿岸部でかつての賑わい取り戻し、さらなる盛り上がりを見せているのは40年の歴史を誇る「ゆりあげ港朝市」です。特産の海産物を中心に飲食店も含めて約50店舗が軒を連ねる市場には、日曜日や祝日ともなると多い日で7000人もの買い物客が押し寄せます。その朝市の再建で大きな力となったのが、「カナダ-東北復興プロジェクト」による支援でした。2013年の5月にはカナダ材を使用した「メイプル館」がオープンし、同年12月1日には復活グランドオープンを果たしました。「メイプル館」の建設計画にあたって組合が特に希望したのは、幅広い層が楽しめる飲食スペースを設けることと、減災を呼びかけるための場所をつくることでした。飲食店が増えたことで以前に比べて客層が広がり、団体客も増えたほか、震災学習のDVD上映・講話も実施しており学びの場としても活用されています。カナダ材の太い梁に支えられた「メイプル館」は、今や朝市のシンボル的存在となっています。


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(写真左)テラスに置かれたテーブルやベンチもカナダ材を使用している

カナダウッドジャパンでは、今後もともに木の文化を持つ日本とカナダの架け橋となり、地域活性化にも貢献する木造建築の普及拡大を目指します。




本件に関するお問合せ先: カナダウッドジャパン TEL 03-5401-0531


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