【東芝】生活習慣病の発症リスクを下げる生活習慣改善ソリューションを提案するAIを開発

Digital PR Platform / 2020年10月15日 10時37分

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生活習慣の改善策提案サービスの2021年4月開始を目指し、パートナー企業とともにwith/afterコロナの健康増進をサポート


 当社は、健康診断データ、問診データ(生活習慣)、レセプト情報*1の解析により、生活習慣病発症リスクを低減するソリューション提案AIを開発しました。2018年10月に発表した生活習慣病の発症リスク予測AI*2と組み合わせることで、現在の健康診断結果等から将来のリスクを予測・提示するだけでなく、リスクを下げる生活習慣改善ソリューションの提案が可能となります。今後、ヘルスケア関連企業をはじめとするパートナー企業と共同で食事や運動の改善メニュー等の具体的なソリューションを開発し、2021年4月のサービス開始を目指して実証試験を行います。
生活習慣病の発症リスク予測AIは、2020年10月20日(火)~23日(金)で開催されるCEATEC 2020 ONLINE*3 東芝ブースページの「精密医療」にて紹介予定です。

 新型コロナウイルス感染症の影響により、外出する機会が減ったり、テレワークの普及で通勤の回数も減り、運動不足に陥る人が増えています。日々の活動量の減少に伴う体重増加により、生活習慣病患者の増加や高齢者の健康悪化など、健康二次被害が危惧されています。
 この影響は約43兆円にも上る国民総医療費*4にとどまらず、企業の経営にも及びます。これまでも、従業員の高齢化に伴う医療費負担の増加と労働生産性の観点から、企業では様々な生活習慣病対策がとられてきました。しかし、出社することを前提とした対策が多く、移動時間の減少など新型コロナウイルスがもたらす働き方に対する変化は加味されていません。with/afterコロナ時代では、企業が社員の健康管理にこれまで以上に取り組み、従業員自身が健康管理、生活習慣改善を行う仕組みづくりが必要となります。

 東芝グループは、産業分野で培ったAI・ビッグデータ解析技術を応用して生活習慣病の発症リスク予測AIを2018年10月に開発し、2020年7月からサービス*5を開始しています。発症リスク予測AIにより、将来病気になる可能性を可視化し、自身の健康や生活習慣を見直す機会の提供を進める中で、「具体的な改善提案が欲しい」、「どの生活習慣を改善したらいいかわからない」という多くの声を頂きました。そこで当社は、保健指導の場でも指標として使われる「体重」に注目し、生活習慣病の発症リスクを低減する改善ソリューション提案AIを開発しました(特許出願中)。各疾患のリスクを下げるための体重減少目標と、体重減少を達成するための生活習慣の改善ソリューションを、数十万人分のデータに基づいて学習したAIが提案します。

 利用イメージは次の通りです。
 直近1回分の健康診断結果を入力すると、生活習慣病発症リスク予測AIにより5年先までの発症リスクが数値で提示されます。その結果をもとに、体重減少目標もしくは疾患リスク低減目標を入力すると、今回開発したAIがシミュレーションを行い、各目標を達成するための生活習慣改善ソリューションを提案します。例えば、「3kg体重が減少すれば各疾患のリスクがどの程度低下するのか」がシミュレーション結果として提示されます。また、「ある疾患のリスクを10%下げるためには体重をどの程度減らせばよいのか」といったシミュレーションも可能です。どちらの場合でも、目標を達成するために必要な生活習慣の改善ソリューションがAIによって提案されます。予め変えたくない生活習慣項目を固定することもできるので、本人の生活リズムや価値観を尊重したシミュレーションが可能で、医師や保健師との面談の場でのコミュニケーションツールとしても活用が期待できます。

[画像1]https://user.pr-automation.jp/simg/1398/42198/400_561_202010141503195f8694a701dbb.png
図1 生活習慣病リスク予測、リスク低減シミュレーション活用の流れ

[画像2]https://user.pr-automation.jp/simg/1398/42198/550_315_202010141503325f8694b4426d2.jpg
図2 シミュレーション結果の画面例

[画像3]https://user.pr-automation.jp/simg/1398/42198/600_299_202010141503435f8694bf059d7.jpg
図3 生活習慣改善ソリューションの提案画面例

 今後、当社は、ヘルスケア関連企業をはじめとするパートナー企業と共同で、食事や運動の改善メニュー等の生活習慣改善策を開発して実証実験を行い、2021年4月のサービス化を目指します。


 当社は,「超早期発見」「個別化治療」を特徴とした精密医療の実現を目指し、一人ひとりに寄り添った最適な医療の提供による新しい価値創造に挑みます。
 その中でも、予防ソリューション事業領域においてはデジタル技術を活用した3つの取り組みを進めます。
(1)クオリティ・オブ・ライフ(QoL)低下や命に関わる病気の予防にも取り組んでいきます
 心疾患の発症リスク予測AI*6の開発や、糖尿病性腎症の重症化予防*7などへのAI活用を進め、食生活や運動習慣改善などの行動変容を促すためのソリューション開発を進めていきます。


(2)ゲノムデータを組み合わせることで、個々人に最適な予防法・治療法を目指します
 当社は、東北大学東北メディカル・メガバンク機構が開発した日本初の日本人ゲノム解析ツール「ジャポニカアレイ®」を2014年から社会実装しており、多くの研究機関との共同研究も行ってきました。
 生活習慣病発症リスク予測AI、リスク低減シミュレーションにゲノムデータを組み合わせることで、AIの高精度化や、個々人に合わせたソリューション開発を進めていきます。

(3)研究から実用化に向けた様々なパートナーシップを組みながら新規事業創出に取組んでいきます


*1 レセプト情報
診療報酬明細書に記載の情報で受診医療機関、傷病名、投薬、治療の情報等が含まれる。
*2 「東芝AI技術カタログ 疾病リスク予測」
https://www.toshiba.co.jp/tech/ai/catalog004.htm
2018年10月19日発表 「糖尿病などの生活習慣病リスクを予測するAIを共同開発 ー100万人の健診データから解析ー」
https://www.toshiba.co.jp/about/press/2018_10/pr_j1901.htm
*3 CEATEC 2020 ONLINE(シーテック 2020 オンライン)
https://www.ceatec.com/ja/
*4 約43兆円にも上る国民総医療費
   平成29年度 国民医療費の概況より。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-iryohi/17/index.html
生活習慣病はこのうち約3割を占めるといわれている。
*5 2020年7月13日発表 「6年先までの生活習慣病リスクを予測するAIのサービス提供を開始」 
https://www.himawari-life.co.jp/
*6 2019年11月20日発表 「ジョンズ・ホプキンス大学と共同で心臓病の発病リスク予測AIの開発を開始」
https://www.toshiba.co.jp/rdc/detail/1911_04.htm
*7 2019年08月19日発表 「AIを活用した糖尿病性腎症重症化予防の共同研究を開始 日本人に最適な予防法を開発しQOL向上に貢献」
https://www.toshiba.co.jp/about/press/2019_08/pr_j1901.htm
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