セキュリティ・プライバシー分野におけるユーザ調査研究の地理的偏りを定量的に分析
Digital PR Platform / 2024年9月3日 14時11分
※3 Sebastian Linxen, Christian Sturm, Florian Brühlmann, Vincent Cassau, Klaus Opwis, Katharina Reinecke. “How WEIRD is CHI?” ACM CHI 2021.
<参照 / 用語解説 / 補足説明>
(注1)一般化可能性(Generalizability):研究結果がどの程度異なる状況や集団に適用できるかの度合い。研究結果が広範な集団や状況に適用できるほど、その研究結果は一般化可能性が高いとされる。
(注2)体系的論文調査手法(Systematic literature review):特定の研究分野に対して、既存論文を体系的かつ包括的に検索・評価・統合する手法。明確な基準に基づいて論文を選定し、バイアスを最小化した上で結論を導出する。
(注3)サイバーセキュリティ分野の4大会議(USENIX Security、IEEE S&P、ACM CCS、NDSS)、 HCI/CSCW分野のトップ会議(ACM CHI、ACM CSCW)、人中心のセキュリティ・プライバシーに着目した会議(SOUPS、PETS、EuroUSEC、USEC)の合計10種類の国際学術会議
(注4)評価者間信頼性(Inter-rater reliability):複数の分析者によって独立して分析した結果を付き合わせて算出される分析者間の分析結果の一貫性を表す指標。本調査では、この指標が基準となる値を上回っていることを確認した。
(注5)標本数(Number of samples):母集団から標本の抽出を行った回数。例:ユーザ調査をアメリカと日本で1回ずつ実施した場合はアメリカの標本数が1、日本の標本数が1となる。
(注6)便宜的標本抽出法(Convenience sampling):無作為にユーザ調査の参加者を集めるのではなく、研究者がアクセスしやすい人々を参加者にする方法。例えば、大学に所属する研究者が同大学に所属する大学生をユーザ調査の参加者にすること。
(注7)複製研究(Replication study):既存の研究結果の再現性(同じ条件で同じ結果が再現されるか)および一般化可能性を検証するために、同じ方法や条件で再度実験や調査を行う研究。異なる集団に対して結果が再現できない場合、その研究結果が特定の条件や集団に限定されたものである可能性が示される。
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