聖学院大学は10月9日に講演会「東日本大震災から仲間と共に未来をひらく」を開催--震災13年&コロナ禍を越えて、コミュニティ再生を共に--
Digital PR Platform / 2024年9月24日 14時5分
聖学院大学(埼玉県上尾市、学長:小池茂子)は、10月9日(水)に東日本大震災を経たコミュニティづくりをテーマにした講演会「東日本大震災から仲間と共に未来をひらく」を開催する。
講師には多くの児童・教員が亡くなった、宮城県石巻市立大川小学校の生徒で津波に飲まれながらも助かり、現在復興に取り組む只野 哲也氏と宮城県の元教師で、震災発災後、大川地区で学習支援を行ってきたカウンセラーの佐藤 秀明氏を招く。
震災時の大川小学校の出来事や大川小学校保存、地域コミュニティ再生への想いについて話を聞き、東北やこれからの未来のために自分たちにできることは何か考える。
◆大川小学校の歩みと「未来をひらく」
2011年3月11日、宮城県石巻市立大川小学校では、多くの生徒・教職員が津波の犠牲となった。周辺地域は、災害危険区域に指定され居住する建築が制限されている。校舎の存続の是非、遺族と市との裁判もあり、大川小学校が震災遺構として一般公開されたのはコロナ禍の2021年7月だった。そんな場所を只野氏・佐藤氏は、大川小学校の校歌のタイトルである「未来をひらく」という言葉通り、「大川小から学びそれぞれの"未来をひらく"ことに繋げてほしい」と語り続けている。只野氏自身も現在、「未来をひらく」ため語り部の活動とともに大川小学校を拠点にコミュニティ再生のプロジェクトに取り組んでいる。
◆只野氏からの提案で講演会が実現
聖学院大学は震災時より東日本大震災の復興活動を行なっている。大川小学校へは2018年からボランティアスタディツアーとして年1,2回訪れ、震災、復興とコミュニティ再生を学んでいる(コロナ禍ではオンラインで実施)。只野氏とは2019年に本学を含む県内の4大学の学生が企画したボランティアサミットを契機に、以後連携して活動を行っている。
今回の講演会は、これまでの"未来をひらく仲間"としての関わりについての感謝を伝えたいという只野氏からの提案で実現した。震災から13年を経た今だからこそ、埼玉に住む私たち、そして学生が東北に関心を持ち、関わることの意味について共に考える時間とする。
◆講師プロフィール
只野 哲也氏
Team大川 未来を拓くネットワーク代表
1999年9月1日宮城県生まれ24歳。東日本大震災当時大川小学校5年生。当時校庭から避難する際、現地にいて助かった4人の児童のうちの1人。その後自らの被災体験を発信。
2014年頃から大川小学校の卒業生や地元の同世代の仲間たちと共に「校舎保存活動」を開始。
現在は2022年に発足した「Team大川 未来を拓くネットワーク」の代表として、大川小学校での伝承活動や全国各地への訪問講話などを実施。
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