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抹茶の摂取はメンタルウェルビーングの改善に寄与することを確認

Digital PR Platform / 2024年9月27日 14時0分

抹茶の摂取はメンタルウェルビーングの改善に寄与することを確認

ヒトを対象とした睡眠に関する臨床試験実施

株式会社伊藤園(社長:本庄大介 本社:東京都渋谷区)は、抹茶の摂取はメンタルウェルビーング(※用語1)の改善に寄与することを、ヒトを対象とした臨床試験で確認しました。またこの試験結果を、8月31日(土)付で学術雑誌Nutrients※に掲載いたしました。

※Baba Y. et al., Matcha Does Not Affect Electroencephalography during Sleep but May Enhance Mental Well-Being: A Randomized Placebo-Controlled Clinical Trial. Nutrients | Published: 31 August 2024
https://doi.org/10.3390/nu16172907


○抹茶の摂取は客観的な睡眠の質に影響を与えない

MCBIとの共同研究では、認知機能の低下を自覚している人、及び軽度認知機能障害を有する人を対象に、1年間抹茶を継続的に摂取させ、認知機能に及ぼす影響を評価しました。その結果、表情認知機能の有意な改善(社会的認知機能の一部)と主観的な睡眠の質の改善傾向が認められました(※)。

当社は、お茶の価値を科学の目でとらえ、「人生 100 年時代を豊かに生きる」ための生活改善提案に向けた研究開発を行っています。その中で、超高齢社会に生きる高齢者の方々がより良い日常生活を送る上で、「睡眠の質」を維持していくことは極めて重要であると考えています。そこで当社は、上述の結果を受けて抹茶の継続摂取が「睡眠の質」に及ぼす影響を検討しました。睡眠の質の評価は脳波計(S`UIMIN:株式会社S`UIMIN、東京都)により行い、脳波計の他にも質問紙により主観的な睡眠の質を評価しました。また、抑うつ状態の調査も行い、精神的な面への影響も評価しました。

この結果、脳波計による測定で抹茶は睡眠の質に影響を与えませんでした。抹茶はカフェインが含まれていることから睡眠の質を悪化させると言われていますが、総睡眠時間、寝るまでにかかる時間(睡眠潜時)、寝た後に脳が覚醒した時間および回数(中途覚醒の時間と回数)、床に入っている時間に対する睡眠時間の割合(睡眠効率)はプラセボ群(※用語2)と抹茶群との間に有意な差は認められず、カフェインの影響は認められませんでした。

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