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抹茶の摂取はメンタルウェルビーングの改善に寄与することを確認

Digital PR Platform / 2024年9月27日 14時0分


○抹茶の摂取はメンタルウェルビーングの改善に寄与することを確認

脳波計による客観的な睡眠の質の評価とは別に、主観的な睡眠の質の評価をOSA睡眠調査票MA版(OSA-MA)(※用語3)により行いました。その結果、「夢み」と「睡眠時間」の項目において改善する傾向(p<0.1)が認められました。また、抑うつ状態の調査(ベック抑うつ質問票、BDI-II)でも改善傾向(p<0.1)が認められ、精神的な状態が改善される可能性が示されました。また、脳波計を用いた評価では、起床後に布団から出る時間が有意に短くなりました(最終覚醒後床上時刻)。これは脳が覚醒してからベッドから出るまでの時間が短くなったもので、うつの方はこの時間が長くなると言われています。つまり、抹茶はストレス軽減に寄与する可能性も考えられました。

今後とも当社は、抹茶の健康価値の解明、ならびにその活用方法について様々な提案を行ってまいります。これらの取組みを通じて、超高齢社会に生きる高齢者の方々の豊かな生活への貢献によって、健康で豊かな生活と持続可能な社会の実現に寄与してまいります。


○臨床試験の方法について

抹茶の摂取は睡眠に影響を及ぼすのか、抹茶をゼラチンカプセルに充填した試験食とクチナシ色素で着色し抹茶の色に近づけたコーンスターチを充填したプラセボ食(※用語1)を用いて、無作為化二重盲検並行群間比較試験により検証しました。

試験対象者として、20歳以上の健常な男女57名を選抜しました。参加者は事前に脳波を測定し、起床と就寝時刻が一定な、睡眠習慣が安定した方を選抜しました。試験食またはプラセボ食を1日15粒(抹茶2.7g)、4週間毎日摂取させ、脳波計による客観的な睡眠の質の評価と質問紙による主観的な睡眠の質の評価を行いました。なお、抹茶はカフェインが含まれ、睡眠の質を悪化させる可能性があることから、就寝前には摂取しないように注意喚起しました。

脳波測定は参加者の自宅で行われました。日常の自然な状態で抹茶の効果を検証するためです。脳波測定の結果、総睡眠時間、睡眠潜時、中途覚醒時間および回数、睡眠効率に有意な差は認められませんでした。最終覚醒後床上時刻は抹茶群で有意に低値を示しました(p<0.05)。主観的な睡眠の質の評価はピッツバーグ睡眠質問票日本語版(PSQI-J)、エプワース眠気尺度(JESS)、OSA-MAにより行いました。PSQI-JやJESSに有意な差は認められませんでしたが、OSA-MAでは「夢み」と「睡眠時間」の項目が改善する傾向が認められました(p<0.1)。また、BDI-IIの得点も改善傾向が認められました(p<0.1)。

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