【フロスト&サリバン】インドネシアのヘルスケア市場、2018年までにアジア太平洋地域内で有望な市場へと成長

DreamNews / 2014年7月3日 16時30分

フロスト&サリバンは7月3日、インドネシアのヘルスケア市場では、2018年までに医薬品、医療機器、民間病院セクターの成長が見込まれるという予測を発表した。

インドネシアにおける人口1人あたりの医療費は、2012年から2018年にかけて年平均成長率(CAGR)13.8%で成長し、2012年の109米ドルから2018年には237米ドルに上昇する見込みである。「2億4700万の人口を持つインドネシアのヘルスケア市場は、海外投資やヘルスケアサービスの普及などの様々な背景によって、外国企業の進出において最も有望な市場の一つである」と、フロスト&サリバンのヘルスケア部門シニアバイスプレジデントであるレヌー・ブラーは述べる。

インドネシアのヘルスケア市場においては、医薬品市場の高い成長が予測される。同国の医薬品市場は2012年から2018年にかけて年平均成長率(CAGR)8.5%で成長し、同市場規模は2012年の62億5000万米ドルから2018年に100億米ドルに到達することが予測されている。インドネシアの医薬品市場では、OTC医薬品(一般用医薬品)の占める割合が高く、全体の40%以上を占めている。

「インドネシアの中所得者層は、低価格のノーブランド医薬品よりも、ブランド医薬品のジェネリック版を好む傾向にあり、これはジェネリック医薬品メーカーにとって大きな成長機会をもたらすだろう」とブラーは分析する。

また、インドネシアの医療機器市場は、2013年から2018年にかけて年平均成長率(CAGR)12.5%で成長し、市場規模は2013年の5億9400万米ドルから2018年に10億米ドルに到達することが予測される。特に、外科手術機器、診断機器、医療画像機器での成長が見込まれる。

さらに、インドネシアを含むアジア太平洋地域のヘルスケア市場では、民間病院セクターにおいて最も速い成長が予測される。好意的な政府政策や可処分所得の増加、人口形態の変化や慢性疾患の増加などが、民間病院セクターにおける成長を後押しする要因となっている。アジア太平洋地域内の民間病院市場は2012年から2018年まで年平均成長率(CAGR)17.1%で成長し、市場規模は2012年の3億7700万米ドルから2018年に12億米ドルを超えることが予測されている。

アジア太平洋地域では、今後10年間で同地域内のヘルスケアにおける需要を満たすためには約420万床のベッドが必要であると予測されており、このうち40%が民間セクターからの需要となる見込みである。インドネシアはフィリピンと並んでアジア地域内でも病院のベッド数の不足を抱える国となっており、2020年までに約3万5000床のベッドが新たに設置される予定となっている。

「ユニバーサルヘルスケアが新たな層での需要を推し進めることにくわえて、これまで医療を受けることが出来なかった人々に向けた医療ケアを提供することで、さらに需要を推進することになるだろう。インドネシアではまだ対処されていない医療ニーズが多く存在するため、GDP(国内総生産)の減少やルピーの下落、購買力の低下などがインドネシアのヘルスケア市場に及ぼす影響は少ないだろう」とブラーは述べる。


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