是枝裕和監督「真実」ベネチア国際映画祭オープニング作品に!日本人監督作は初めて

映画.com / 2019年7月18日 19時49分

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是枝裕和監督にとっては3度目のベネチア

 [映画.com ニュース] 是枝裕和監督の最新作「真実」が、イタリアで開催される第76回ベネチア国際映画祭(8月28日~9月7日)のコンペティション部門に選出され、オープニング作品として上映されることが決定した。世界最古の歴史を持つ同映画祭で、日本人監督が手がける作品がオープニングに選ばれるのは史上初の快挙だ。

 昨年の第71回カンヌ国際映画祭で「万引き家族」が最高賞となるパルムドールに輝いた是枝監督だが、今度はベネチアに“顔”として戻ってくる。監督デビュー作「幻の光」が第52回で金のオゼッラ賞を受賞。2017年の第74回では、「三度目の殺人」がコンペティション部門に選出されており、3度目のベネチア参加となる。

 是枝監督は、「大変光栄です。映画祭関係者の皆さんにまず感謝致します。撮影は昨年の秋に10週間パリで行いました。発表された通り、キャストは本当に華やかなのですが、物語の七割は家の中で展開していく、小さな小さな、家族のお話です」と喜びを明かす。そして、「その小さな宇宙の中に出来る限りの後悔や嘘や見栄や寂しさや、和解や喜びを詰め込んでみました。どうぞ、お楽しみください」と締めくくっている。

 同映画祭のオープニング作品は、世界中が注目するといっても過言ではない。近年では、「ブラック・スワン」(第67回/ダーレン・アロノフスキー監督)、「ゼロ・グラビティ」(第70回/アルフォンソ・キュアロン監督)、「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(第71回/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督)、「ラ・ラ・ランド」(第73回/デイミアン・チャゼル監督)などが上映されている。

 「真実」は、是枝監督にとって初の国際共同製作映画。構想8年をかけた長編15本目(ドキュメンタリー「大丈夫であるように Cocco 終らない旅」を含む)となる今作は、母と娘の間に隠された、ある“真実”を巡る物語。フランスの至宝カトリーヌ・ドヌーブが主演を務めるほか、ジュリエット・ビノシュ(「ポンヌフの恋人」)、イーサン・ホーク(「6才のボクが、大人になるまで。」)、リュディビーヌ・サニエ(「スイミング・プール」)が共演している。日本では10月11日から全国で公開される。

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