妻夫木聡はデ・ニーロ気取り? 豊川悦司のいじりに「見出しになっちゃう」と大慌て

映画.com / 2019年7月30日 22時25分

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構想10年を経てついに完成にこぎつけた

 [映画.com ニュース]全編台湾ロケが敢行された映画「パラダイス・ネクスト」の公開記念舞台挨拶が7月30日、東京・新宿武蔵野館で行われ、ダブル主演の妻夫木聡と豊川悦司、脚本と音楽も手がけた半野喜弘監督が登壇した。

 台北でひっそりと暮らすヤクザの島(豊川)と、彼の前に突然現れた訳知り顔の牧野(妻夫木)。孤独な男ふたりの逃避行はやがて、彼らの閉ざされた過去を明らかにしていく。運命を握る女性シャオエンを、「黒衣の刺客」でも妻夫木と共演した台湾の人気女優ニッキー・シエが演じている。

 構想10年を経て、ついに完成にこぎつけた半野監督は「妻夫木さん、豊川さんと一緒にやろうと決まってから3~4年かかりましたからね。完成が目標でしたが、何度も『もう無理だ』と思う瞬間があった」と苦難を振り返り、「こうして映画として見ていただけるのは、本当に幸せです」と安どの表情を見せた。

 妻夫木も映画の公開に「まるで夢のようですね」と感無量の面持ち。「映画自体がダメになるんじゃないかと不安もありましたし、事務所からも『厳しいかも』と言われましたから」としみじみ語った。そんなふたりのコメントを受けて、豊川も「僕は絶対無理やと思ったもん」と本音を明かし、「だから、こうしてできあがった映画を見ていただくのは感慨深い。やれば、できるんだって(笑)。これからの自分のモチベーションになった」と誇らしげだった。

 劇中で妻夫木が見せる熱演について、司会者から「鏡越しの姿は、まるで『タクシードライバー』のロバート・デ・ニーロのようだと評する人もいる」と紹介されると、当の妻夫木は「意識ですか? デ・ニーロさんを意識していたら、おかしいでしょ!」と恐縮しきり。豊川が「デ・ニーロ気取りだったの?」とからかうと、妻夫木は「見出しになっちゃうから、やめてください」と大慌てだった。

 観客に解釈を委ねるエンディングについては「僕らが答えを提示するよりも、皆さんが頭で考えるふり幅が、大きければ大きいほどうれしい。皆さんにとって、楽園って何なのか考えてもらえれば」(妻夫木)、「ブタをさばいたり(笑)、中国語のセリフに苦労しましたが、久しぶりに……って言ったら語弊ありますけど、楽しかったし、どっぷり浸れる映画」(豊川)。丁々発止のトークを繰り広げるふたりの名俳優を前に、半野監督は「ふたりが作っていく空気感を見てもらいたい」と話していた。

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