電子音楽と映画の関係を辿る特集上映「現代音楽と日本映画の交差点1950s-1970s」川崎で開催

映画.com / 2019年8月31日 14時0分

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「他人の顔」(1966)の一場面

 [映画.com ニュース]1950年代から70年代頃の映画音楽に焦点をあて、現代音楽と日本映画における新たな表現への探求の軌跡を辿る特集上映「現代音楽と日本映画の交差点1950s-1970s」が、9月7日から川崎市市民ミュージアムで開催される。

 1950年代に始まった日本の電子音楽は、欧州の系譜とは異なる独自の形で発展。「録音」した音から創作し、フィルムの光学サウンドトラックに音を録音する映画音楽に接近しながら、新たな可能性を追求している。本企画では、音楽監督を武満徹が務め、一柳慧と高橋悠治が演奏で参加、プリペアド・ピアノなどを使いながら即興的手法で音響が設計された勅使河原宏監督のデビュー作「おとし穴」(62)、日本古来の邦楽器とテクノロジーを融合させながら、音の響きを追求した武満による映画音楽の代表作で、小林正樹監督による「怪談(1964)」(インターナショナル・バージョン)など、同館収蔵作品から劇映画を中心に、全22作品を上映する。

 また、10月5日の「おとし穴」上映後、講師には小沼純一氏(早稲田大学文学学術院教授、音楽・文芸批評家)を迎えた講演会「映画音楽講座 武満徹の音・音楽の世界」が行われる。

 2019年9月7日~12月1日の土日、午前11時、午後2時(入替制/15分前開場)※ただし 9月21日・22日、10月12日・13日・26日・27日 は休映。1プログラムにつき一般600円、65歳以上・大学生・高校生500円、小中学生400円。未就学児・障害者手帳等をお持ちの方およびその介護者は無料。上映スケジュール詳細は公式HP(https://www.kawasaki-museum.jp/cinema/18700/)で告知する。

▼上映作品は以下の通り(全22作品)
「カルメン純情す」(1952)
「近松物語」(1954)
「噂の女(1954)」
「おとし穴」(1962)
「切腹」(1962)
「太平洋ひとりぼっち」(1963)
「砂の女」(1964)
「怪談」(インターナショナル・バージョン)(1964)
「悦楽」(1965)
「他人の顔」(1966)
「河 あの裏切りが重く」(1966)
「さらば夏の光」(1969)
「エロス+虐殺」(1969)
「心中天網島」(1969)
「煉獄エロイカ」(1970)
「東京戦争戦後秘話 映画で遺書を残して死んだ男の物語」(1970)
「儀式」(1971)
「戒厳令(1973・日本)」
「青幻記 遠い日の母は美しく」(1973)
「卑弥呼」(1974)
「北村透谷 わが冬の歌」(1977)
「ざ・鬼太鼓座 デジタルリマスター」(1981)

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