宮藤官九郎に第12回伊丹十三賞! 授賞理由は「いだてん」のチャレンジングな脚本

映画.com / 2020年3月31日 15時0分

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宮藤官九郎

 [映画.com ニュース]脚本家、監督、俳優として幅広く活動する宮藤官九郎が、第12回伊丹十三賞を受賞した。

 伊丹十三賞は、さまざまな分野で才能を発揮し、常に斬新、本格的であった仕事によって時代を切り拓く役割を果たした伊丹十三の遺業を記念し、2008年に創設されたもの。これまでに、糸井重里、タモリ、内田樹、森本千絵、池上彰、リリー・フランキー、 新井敏記、是枝裕和、星野源、磯田道史、玉川奈々福に贈られてきた。

 1970年7月19日生まれの宮藤は、宮城県出身。91年より「大人計画」に参加し、映画「GO(2001)」で第25回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、舞台「鈍獣」で第49回岸田國士戯曲賞、ドラマ「ゆとりですがなにか」で第67回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。「真夜中の弥次さん喜多さん」で映画監督デビューを果たし、新藤兼人賞金賞を獲得し、近年では「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」(監督、脚本)、「パンク侍、斬られて候」(脚本)、NHK大河ドラマ「いだてん 東京オリムピック噺(ばなし)」(脚本)などを手掛けている。

 伊丹十三賞選考委員会は「近現代を舞台にした異例の大河ドラマ『いだてん』のチャレンジングな脚本によりテレビドラマの可能性を広げた」と授賞理由を発表している。宮藤は今回の受賞について、喜びのコメントを発表している。

 宮藤「オリジナリティの塊のような孤高の映画作家、伊丹十三氏のお名前を冠した賞を、『いだてん』で受賞できて、こんなに嬉しい事はありません。大河ドラマという枠だからこそ出来たチャレンジでした。スポーツ史、戦争、東京の街の変遷を、膨大な資料と格闘しながら、オリムピック噺という形で構成する作業は、脚本家としての集大成でもあったと思います。それを具現化する全キャスト全スタッフの努力が、正当に評価された事が何より嬉しいです」

 なお、同賞の選考委員は周防正行、中村好文、平松洋子、南伸坊が務め、贈賞年の前年1月1日~12月31日の期間に発表された作品などの業績を対象としている。

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