物語を芸術作品として伝える――イーサン・ホークが語る「ストックホルム・ケース」

映画.com / 2020年10月30日 12時0分

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演技派でも難しかった役 (C)2018 Bankdrama Film Ltd. & Chimney Group. All rights reserved.

 「ブルーに生まれついて」のロバート・バドロー監督がメガホンをとった「ストックホルム・ケース」に主演するイーサン・ホークのインタビュー映像が披露された。本作で演じた銀行強盗犯のラースについて「難しい役だった」と語っている。

 スウェーデン史上最も有名な銀行強盗事件として知られる5日間の立てこもり事件(ノルマルム広場強盗事件)を基にした本作。同事件は、誘拐事件や監禁事件などの被害者が、犯人と長い時間を共にすることにより、犯人に連帯感や好意的な感情を抱いてしまう心理学用語「ストックホルム症候群」の語源となっている。

 ホークは、何をやってもうまくいかず、アメリカに逃れるために銀行強盗をするラースを演じた。実話を基にしているが、「再現ドラマやドキュメンタリー作品を作るつもりはなかった。僕は実際の犯人とかなり違うし、状況もよく理解できない。ただ事実を伝えるだけでは映画にならないんだ。観客が何に共通点を見出し、何に興味を引かれるか考えるべきだ。現代ではいろいろな方法で事実を確認できる。我々の仕事は物語を芸術作品として伝えることだ」と、持論を熱く語る。

 自身にとって難しい役柄だったが、「でもロバート(・バドロー監督)と数年前に仕事をしたので、お互いの考えはよく理解ができた。彼は僕の演技を信じて、僕も彼を信じてついていった。どちらかが話の筋が通る境界線にいて、もう1人ははみ出さないように見張っていた」と、バドロー監督との信頼関係を明かした。

 「ストックホルム・ケース」は11月6日から公開。

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