1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 映画

【シン・スウォン監督「オマージュ」インタビュー】この映画は、過去の自分を振り返る、日記帳のような作品

映画.com / 2021年11月5日 14時0分

写真

シン・スウォン監督

 現在開催中の第34回東京国際映画祭コンペティション部門に、シン・スウォン監督作「あオマージュ」が選出されている。スランプ気味だった女性映画監督、ジワンが受けた仕事は、韓国の女性監督が1960年代に撮った「女判事」を修復する作業だった。素材は一部音声とシーンが欠落していた。素材を探す修復作業は、その女性監督の苦難の半生を明らかにしていく――。「虹」で2010年の東京国際映画祭で最優秀アジア映画賞に輝いたシン・スウォンの新作は、女性映画監督の先達へのオマージュだ。「パラサイト 半地下の家族」のイ・ジョンウンが主人公を演じている。

――この作品は監督ご自身の体験をもとにしているのですか?

 シン・スウォン(以下、シン監督):このような質問をよくいただきます。4分の1くらいは私の経験に基づいていますが、残りの部分についてはすべて私が創作したものになります。

――女流監督の先達の設定も、お考えになったものですか?

 シン監督:映画に登場する先輩の女性監督たちは、いずれも実在の方です。私が10年くらい前に、テレビ用のドキュメンタリーを撮ったときに、彼女たちの取材をしました。映画にも出てくる韓国初の女性映画監督パク・ナモク、もうひとりが「女判事」を手がけたホン・ウノンでした。

 当時、すでにホン・ウノンは亡くなられていました。いつかこの方たちを映画として撮りたいという考えを持ち続けて、2019年にシナリオを書き始めました。いずれも実在の方をモチーフにはしていますが、内容は私の創作です。

――当時の取材が生きたわけですね。

 シン監督:10年前にインタビューした時には、ホン・ウノンの娘さんのお話も聞けましたし、プライベートでも親交のあった編集スタッフへの取材内容や、ホン・ウノンのインタビュー記事も参考にしました。

――実際に映画の復元のお仕事をなさったことがありますか?

 シン監督:実は、復元作業という設定は私が創作して入れた部分でした。テレビのドキュメンタリーの内容を映画に反映するよりも、色々なものを想像して加えていきました。そのひとつが、古い映画を復元するという作業でした。10年前にインタビューをした頃は、映画に出てくる「女判事」のフィルムは見つかっていませんでした。後になってからフィルムが寄贈されたことを聞いて、フィルムを探しにいく物語を加えることになりました。それでもフィルムの3分の1ぐらいは発見されていません。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

ミッション中・・・

10秒滞在

記事を最後まで読む

ミッション中・・・

10秒滞在

記事を最後まで読む

10秒滞在

記事を最後まで読む

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください