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「ウエスト・サイド物語」の米ミュージカル界巨匠スティーブン・ソンドハイムさんが死去 享年91

映画.com / 2021年11月29日 21時0分

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スティーブン・ソンドハイムさん Photo by Roy Rochlin/Getty Images

 「ウエスト・サイド物語」「スウィーニー・トッド」など数多くの名作ミュージカルを手がけた米作詞で作曲家のスティーブン・ソンドハイムさんが11月26日(現地時間)、米コネティカットの自宅で死去した。享年91。顧問弁護士のF・リチャード・パパス氏が米ニューヨーク・タイムズ紙を通じて明らかにした。

 ソンドハイムさんは1930年、米ニューヨーク生まれ。7歳でピアノを始め、幼いころからブロードウェイ・ミュージカルに慣れ親しみ、ウィリアムズ大学在学中からミュージカル舞台劇の作詞や作曲を手がけた。57年にウィリアム・シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」を下敷きにした、アーサー・ローレンツ原作、レナード・バーンスタイン作曲のミュージカル劇「ウエスト・サイド物語」で作詞を手がけブレイク。ブロードウェイで大ヒットロングランを記録した同作は、61年にロバート・ワイズ監督によって映画化され、第34回米アカデミー賞で作品賞を含む主要10部門を制した。

 ストリッパーの娘と母親の関係を描いた「ジプシー」(1959)を経て、1962年の「ローマで起こった奇妙な出来事」では作詞と作曲を手がけ、トニー賞の最優秀ミュージカル賞を受賞。以降、「カンパニー」(70)、「フォリーズ」(71)、イングマール・ベルイマン監督作「夏の夜は三たび微笑む」をもとにした「リトル・ナイト・ミュージック」(73)、「太平洋序曲」(76)など、ヒットミュージカルを連発した。

 復しゅうに燃える狂気の理髪師を描いた「スウィーニー・トッド」(79)は、トニー賞8部門に輝く大ヒットを記録し、2007年にはジョニー・デップを主演に迎え、「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」のタイトルで映画化された。赤ずきんやシンデレラといったおとぎ話の主人公たちのその後を描いた「イントゥ・ザ・ウッズ」(87)も、メリル・ストリープをはじめとするオールスターキャストで2014年に同じく実写映画化されている。

 ミュージカル界に革命をもたらした、20世紀演劇界においてもっとも影響力のある作詞作曲家と評される巨匠の訃報を受け、各界のスターは続々と哀悼のメッセージを寄せている。

 「ウエスト・サイド物語」の再映画化となる「ウエスト・サイド・ストーリー」(2022年2月11日日本公開)でメガホンをとったスティーブン・スピルバーグ監督は、「アメリカ文化におけるアイコンにして、我が国が誇るもっとも偉大なソングライターのひとり」とコメント。「芸術や政治、人間といったすべてに対して、真にユニークな独自の観点を持っている彼の話に耳を傾けるのが楽しくて仕方なかった。彼を失ってとても寂しいけれども、この世に遺した素晴らしい作品群を通して、私たちに愛することの難しさと大切さを、この先も教え続けてくれるだろう」と述べた。

 また、ヒュー・ジャックマンは、「稀に、芸術形態を根底から変えてしまう人物が現れることがある。ソンドハイム氏はまさしくそんな人だった。多くのファンとともに彼の死を悼みつつ、素晴らしいギフトを与えてくれたことに心から感謝したい」と自身のTwitterに投稿。映画版「イントゥ・ザ・ウッズ」でシンデレラ役を演じたアナ・ケンドリックは、「ちょうど数日前、友人と彼の曲を歌うのがどれだけ楽しくて、どれだけ難しいかって話していたところでした。彼の曲を歌えたのは、私のキャリアのハイライトだった。本当に本当に悲しい」とツイートし、イディナ・メンゼルは、「私たちは皆一生をかけて、あなたに誇らしく思ってもらえるよう努力を続けます」を敬意を込めて誓っている。

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