「アルケミスト」映画化、ジャック・ソーンが脚本

現代作家の作品として全世界で最も多く翻訳された大ベストセラーを映画化 Photo by Jeff Spicer/BAFTA/Getty Images for BAFTA

　米レジェンダリー・エンターテインメントが、ソニー・ピクチャーズ傘下のトライスター・ピクチャーズ、パルムスターと組み、ブラジル人作家パウロ・コエーリョの大ベストセラー小説「アルケミスト　夢を旅した少年」を映画化する企画を進めていることがわかった。

　米Deadlineによれば、「ワンダー　君は太陽」「エノーラ・ホームズの事件簿」のジャック・ソーンが脚本を手がける。

　1988年に出版された原作「アルケミスト」は、アンダルシアからエジプトのピラミッドを目ざす旅に出た羊飼いの少年サンチャゴが、旅の途中で出会ったアルケミスト（錬金術師）に導かれながら、人生の知恵を学んでいくという物語。さまざまな文学賞を受賞し、現代作家の作品として全世界で最も多く翻訳された大ベストセラーだ。

　2008年に米ワインスタイン・カンパニー製作、ローレンス・フィッシュバーン監督で映画化が企画されたほか、近年はウィル・スミスとジェイダ・ピンケット・スミスが製作を試みたが、いずれも実現には至らなかった。