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横浜流星×吉岡里帆×山田杏奈×森本慎太郎、それぞれの「信頼」と「疑念」

映画.com / 2024年11月29日 20時0分

 キャスト4人にとって、藤井組の現場はどのように映ったのだろうか。横浜以外の3人は初参加となったなかで、現場で感じ取ったものがいかなるものであっただろうか。

 横浜「基本的には変わらないですし、そこが良いところです。何度もタッグを組ませてもらっていますが、今回は藤井イズムを残しながらエンタメに振り切ったなと感じましたし、作品に入る前から思いも聞いていました。だからこそ自分は役に入り込み過ぎず、ちゃんとコミュニケーションを取って俯瞰で臨めたらと思っていました。これからも組んでいきますが、現時点での集大成になったのかなと感じています」

 吉岡「絶対に諦めない監督。成立しているような仕上がりでも、誤差があれば絶対に修正されますし、妥協がないとはまさにこのこと。そもそも、こういう感情のこういう表情が欲しいというのはあるのでしょうが、もっと匂い立つ、にじみ出てくる目に見えないものを撮ろうとしている印象がありました。そこにチャレンジしていくって居心地が良くて、良い現場だなと何度も思いました」

 森本「スタッフの皆さん、すごく仲が良いですよね。藤井監督がどういう意図で何が撮りたいというのを皆が分かっているから、すぐに動いてすぐに修正する。そして絶対に怒らない。一丸になって撮っていますよね。藤井組は本当に良いチームだなと感じました」

 山田「すごいペースで何作も撮ってこられた藤井組に参加するのを、楽しみにしていました。お芝居はもちろん大事ですが、演出のうえで気持ちの部分であったり、動機は? など真摯に向き合ってくださって、役者として芝居ができて楽しいなと思える期間でした」

■俳優という仕事をするうえで「信頼」とは何か

 今作を観るにつけ、人をどこまで信じられるのか、そして信じ切れるのか…という問いを突き付けられる。改めて「信頼」と辞書で調べてみると、「信じて頼りにすること。頼りになると信じる気持ち」とある。俳優という仕事をするうえでの「信頼」とは何か、「信頼」という言葉を受け止めてどのような気持ちが湧き上がってくるか聞いてみた。

 吉岡「共演する方が、わたしの考えていなかった解釈をされた際、『この人がそうするのなら、それもいいな』と思えたときに信頼しているんだなと感じます。信頼がなければ、そうは思えないから。監督が、私が脚本を読み込んだときと全く解釈が違って『あ、そう読むんだ』となったとしても、監督がそうして欲しいと言われたら素直にやれちゃったりしますしね。逆も然りで、『絶対に嫌だ!』というときもあるんですけどね(笑)」

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