【インタビュー】「はたらく細胞」で再共演した永野芽郁と佐藤健 「るろ剣」以上を目指した佐藤のアクションに、永野が思わずキュン
映画.com / 2024年12月10日 11時0分
(C)清水茜/講談社 (C)原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社 (C)2024映画「はたらく細胞」製作委員会
シリーズ累計発行部数1000万部を突破する人気コミックを、武内英樹監督(「テルマエ・ロマエ」「翔んで埼玉」)が実写映画化した「はたらく細胞」が、12月13日に公開。主演を務めた永野芽郁と佐藤健が、赤血球と白血球(好中球)をそれぞれ演じている。
文字通り“はたらく細胞”として人間の体内で躍動したふたりが共演するのは、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」以来。「撮影初日、横を見たら、真っ白なメイクの健さんがいて、笑いが止まらなくなって。笑わないようにするのが一番大変でした」(永野)、「赤血球はものすごくたくさんいるんですけど、すぐに永野さんだとわかった。これが“華”なんだなと」(佐藤)と、久しぶりの再会でも息はピッタリ。細胞を演じるという、前人未到のミッションに、人気俳優のふたりはいかに挑んだのか?(取材・文/内田涼)
●細胞役の“役づくり”とは? 「きっと最初で最後」「不器用さが、チャーミングに」
――体内の細胞を演じる、というオファーを受けた瞬間、どんなことを思いましたか?
永野:最初にマネージャーさんから「赤血球役の話がきていて……」と言われて、どういうことなのか全然理解ができませんでした(笑)。でも、赤血球を演じるなんて、きっと最初で最後ですから、すごく楽しみだなって感じました。
佐藤:原作漫画を読んで、とにかくこの世界観に惚れてしまったので、演じる前から白血球のキャラクターについては、イメージも湧いていました。
――おふたりは、それぞれ赤血球、白血球(好中球)というキャラクターをどのようにとらえて“役づくり”をしたのですか?
永野:原作がある作品の場合は、いつもファンの皆さんのイメージを壊したくないという気持ちがあり、そこに緊張感がありますね。原作を読んだり、アニメを見たり、準備や研究はたくさんしました。
それに世界観がはっきりした作品でもあるので、自分自身が純粋に面白がることも大切かなと思いましたし、武内監督が最初から「赤血球は芽郁ちゃんがいい」とおっしゃってくださったと聞いたので、全てを(原作に)寄せ過ぎず、自分が演じたらこうなるというイメージも想像しながら演じましたね。
佐藤:白血球は外部から体内に侵入した細菌やウイルスを排除するキャラクターで、とにかく「細菌をやっつける」という思考が、脳内の99パーセントを支配しているので、一度突っ走ると周りが見えなくなってしまう。一緒にいる赤血球を置いてけぼりにしちゃうシーンもあって、不器用でもあるんです。そういう不器用さが、チャーミングに見えればいいなと思いましたね。赤血球との関係性も魅力なので、そこも意識した部分です。
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