クロちゃんの超私的な2019年アイドル事件簿「息づいていた“チームKの血”」

エンタメNEXT / 2020年1月19日 9時0分

バラエティ番組ではドッキリをかけまくられ、ネットではなにかと炎上……と今一番バズってる芸人クロちゃんが、大好きな「アイドル文化」についてお題に沿って語ります。今回のテーマは「2019年 極私的重大事件」。先日番組内企画のプロデューサーを解任されたクロちゃんが、2019年アイドルシーンを個人的に総括します。

振り返ってみると、アイドル界は激動の1年でした。多くのメンバーが卒業していったし、惜しまれつつ解散したグループもあった。個人的には、なんといっても豆柴の大群(『水曜日のダウンタウン』から誕生したアイドル)をプロデュースしたことが大きかったです。

というわけで、今回は2019年の出来事の中でも特に印象に残った話題をピックアップ! 世間ではほとんど黙殺されているニュースもありますが、「極私的重大事件」としてご理解いただけたらと思います。

迷走し続けるコンセプトに「!?」
Ange☆Reveとは「天使の夢」という意味。その名の通り、ふわふわしたイメージで知られるグループだったんです。ところが、ちょっと見ない間にイメージが変わっていましてね。本人たちが「私たち、美脚軍団です」とかしれっと言い出したんです。ビックリしましたよ。だって、そんなことは今まで一言も話していなかったですから。あまりにもコンセプトがブレブレすぎて、逆にすがすがしさすら感じました(笑)。



「ゆきりん=ゆうきりん」疑惑
昨年末、SUPER☆GiRLSに加入したゆうきりん(金澤有希)は26歳。スパガの前はGEMでリーダーを務めていたし、その前はAKB48の研究生だった。さらにその前は地元・北海道でローカルアイドルをしていた苦労人なんです。普通、できることじゃないですよ。今は未経験の高校生とかに混じって、一兵卒の新人として頑張っているわけですから。

おそらくゆうきりんのファンは、パフォーマンスとかルックスよりも「生き様」に惹かれているんでしょうね。「何があっても絶対アイドルを辞めない!」という確固たる意志。渋い味わいがありますよ。ゆうきりんには演歌を歌ってほしいです。もしくは『圭子の夢は夜ひらく』みたいな路線。ハマるはずだけどなぁ。

ある意味、ゆうきりんはゆきりん(柏木由紀)に近づいているのかもしれないな。奇しくもゆきりんは「30歳までアイドルを辞めません」とコメントして話題になったじゃないですか。「AKB48生え抜き」のゆきりんと「アイドル渡り鳥」のゆうきりん。その差こそあるものの、アイドルを辞めないという部分では一貫していますから。僕がみんなに言いたいのは、柏木由紀ちゃんの記事やグラビアを見たら、もれなく金澤有希ちゃんも思い出してほしいということ。本当に2人はコインの表と裏。太陽と月ですから。

チームK魂は死なず……!
今年は10年ぶりに『AKBINGO!』にも出演しました。番組の中では、これまた10年ぶりに「お尻合い」をやったんです。僕のお尻が自分の顔面に向かってどんどん接近してくる中、どの距離まで耐えられるかを検証したんですけどね。

小栗有以ちゃんが30cmくらいのところでギブアップしたりして、僕は「こんなんじゃダメだ!」って言ったんです。昔は、秋元才加ちゃんなんてストップボタンも押さずに顔面でお尻を受けとめていましたから。君たちの大先輩はチームごとに対抗意識があって、ギラギラしていた。それに引き換え、君らは温室育ちが過ぎるんじゃないかと(笑)。

若手メンバーは「そんなこと言われても……」と困惑気味でした。だけど、こみ(込山榛香)だけは「私たち、ダメダメでした」って涙を流し始めたんです。彼女は今のチームKのキャプテン。やっぱり「Kの血」が身体の中に流れていたんです。驚きましたね。初期のAKB48イズムはなくなってしまったんじゃないかと心配していたけど、それは早計でした。



「脱ブーム」の象徴・まえだゆう
「アイドル戦国時代」という言葉が最初に使われたのは9年前と言われています。9年は長いですよ。アイドルは一過性のブームでなく、ジャンルとして根づいたと僕は考えています。9年も経てば、デビューしたばかりのグループもベテランになる。「アイドル=若くて可愛い」だけではなくなっているんですよ。その象徴がpredia。アダルトなフェロモンを撒き散らしながら独自のポジションを確立しているんですけどね。

そしてprediaが単なる「大人のアイドル」で終わらないのは、ちゃんゆう(まえだゆう)がいること。彼女は可愛いけど、ガチの変わり者ですからね。もう30歳なのに、「ちゃんころぴー、忍者になりたいでござる!」とか言い続けている。アイドルグループって不思議ちゃんキャラがよくいるじゃないですか。だけど無理して作るキャラって、僕ら芸人からすると見ていて痛々しいんです。その点、ちゃんゆうは何も狙っていない。普段は保育士として働いているくらいだから、子供たちと同じで心が純真なんです。品があるところが、すごくいいんですよね。

題字でブチ上がり!
19年のニュースといえば、この連載を始めさせていただいたことも忘れてはいけないでしょうね。そしてさらにうれしかったのは、タイトルの題字をLiKEのバウエルジゼル愛華ちゃんに書いてもらったこと。愛華ちゃんの魅力を1つだけ伝えるとしたら、めちゃくちゃ恥ずかしがり屋さん。恥ずかしがって声が小さくなっちゃうので、何をしゃべってるか分からなかったりするんですけど。

(『月刊エンタメ』2020年2月号掲載)
▽クロちゃん
1976年12月10日生まれ、広島県出身。お笑いトリオ安田大サーカスの一員。大のアイドル好きで、忙しい合間をぬって アイドルライブへと足を運ぶ。ドッキリ、炎上などのイメージが強いが、アイドルへの思いはピュア。
Twitter: @kurochan96wawa

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