1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

“噛まれたら、みんなヤクザ”話題の新作「極道大戦争」三池崇史×市原隼人 対談

Entame Plex / 2015年6月19日 11時51分

写真

“噛まれたら、みんなヤクザ”話題の新作「極道大戦争」三池崇史×市原隼人 対談

“全ての映画が過去になってしまうような、新たなジャンルなんじゃないかって思った”

市原隼人がそう語るのは6月20日(土)より公開の映画「極道大戦争」。



今作は市原が主演、そして監督は鬼才:三池崇史。そんな両者が贈る“極道”“大戦争”となるととんでもない作品が……と思う人も多いと思うが、とんでもないのベクトルが異次元方向へと向けられた、まさしく新機軸的仕上がりに。
三池×市原、約7年ぶりとなる今作。“噛まれたら、みんなヤクザ”という荒唐無稽な物語の中で感じたことやお互いのこと、そして今作の魅力について2人が語ってくれた。

――市原さんと三池監督、ご一緒するのは約7年ぶりとなりますが、お互い何か変化はありました?



三池崇史(以下、三池)「尖っているところは相変わらず、それがより細くではなく、太くなりましたね。しかも、その角度は変わらず鋭角で。でも、何か覚悟を決めたんだなって感じもして。それは役者としてだけでなく」

――人間的な部分で?
三池「少し前にやっていた舞台(最後のサムライ)とかを見ても、それは感じたんですよね。何かをしっかり持って生きていくというか。役者というのは仕事がないと役者じゃない、そしてあまり気が乗らないものでもやらなくちゃいけない。いろいろな要素があって、非常にワイルドな生き方だと思うんです。でも、だからこそごく一部の、特別な魅力を持った人間たちだけが生きていけるし、一方で何かを諦めなければならない部分もあると思うんです。それを全く諦めない、自分らしく生きるのが市原隼人。それは7年前からそうでしたけど……」

――それがより太くなったわけですね。
三池「俺は巻かれねー、みたい感じがね(笑)。でも、そういうところがかっこいいと思う。相変わらずな感じで、これからもずっとそうなんだろうなって思いますね」

――市原さんはいかがです?



市原隼人(以下、市原)「三池さんのことはひとつの現場ではわからないというか、たとえ同じ作品を作るにしても、一度すべてをぶち壊し、また違う方向からそれを作りあげる思考を持った人なのかなって思うんです。でも、そこには三池監督という、常にブレない軸があって、現場にいる人もみんな職人気質で。それは以前からすごく感じていて、現場では三池さんに生半可なものを見せたくないっていう空気感がすごく出ているんですよ。やらされているっていう状況ではなく、ましてやお金のためでもなく、みんな職人として看板を背負って現場に立っている。そういう人たちに会える三池組っていうのがだんだんわかってきて、これはスゴいことなんだなって思って。みんな自由にそれぞれそっぽ向いて好きなことをやってるようにも見えるんですけど、最後にはみんな絶対的な三池監督に向いているんですよ。そのために、みんな一度違う方向を向いて考えて、全てを投げかけていくのがこの現場。みんな本当に職人という言葉が似合う人ばかりです」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください