トータルテンボス「オッチャン２人のバカな姿を観に来るのは一見の価値アリ」オール新ネタの全国ツアーが20日よりスタート

毎年、オール新ネタで挑む全国ツアーを開催し続けているお笑いコンビ：トータルテンボス。そんな彼らによる全国15箇所16公演に及ぶ今年のツアー『トータルテンボス全国漫才ツアー2016「脱帽」』が、 ８月20日（土）沖縄・よしもと沖縄花月での公演を皮切りに開催される。ホームグラウンドである東京・ルミネtheよしもとでは今年も２days公演、そして千秋楽は笑いの殿堂、大阪・なんばグランド花月で迎える。

ツアー開幕目前の大村朋宏と藤田憲右の２人に、本ツアーへの意気込みなど話を聞いた。

――今年のツアーは例年通りの暑い時期に、また暑い沖縄からスタートとなりますね。

藤田「そうですね。本来、最南端からツアーすべきだって、いろんな方に言われていて」

大村「……言われてないですね」

――（笑）。

大村「芸人の中には初日を重要視する人もいるんですけど、僕らは千秋楽に合わせているというか。例年、初日は地元ということで静岡が多いんですよ。今年も静岡でもよかったんですけど、ゴールである千秋楽からいちばん離れている初日は出来的にそこまでブラッシュアップされていないものをお届けすることになるので、どこが支障ないか。…………沖縄だね、ということになりまして」

藤田「お、おいっ!! 怒られるぞ、沖縄の人に」

大村「ふはははは！ まぁ、毎年、初日の（会場の）お客さんには言っちゃってるんですけどね。“つたないものをお届けすることになりますが、今日の つたなさが後々のいい結果につながります。無駄はないんです、みなさん”って」

藤田「初日は台本通りっていう漢字で、面白みもなんにもない漫才なんですよ」

大村「そんなことはないだろ？（笑）まぁ、１～３ヵ箇所目くらいまでは、どうしてもウケない箇所が如実に出てしまうんですよね」

藤田「何がウケるかウケないかは、どれだけ年数を重ねてもお客さんの前に立ってみないとわからないですからね」

大村「だから、ツアーの複数箇所に来てくれる人が多いんですよ」

――漫才がどんどん進化していくからですか？

藤田「そう。シミュレーションゲームをしているような感じなんでしょうね。だから、俺らのツアーは育成ツアーです！ ビフォーアフターみたいな感じという かな？ “あんなにボロボロだったネタが、こんなに素晴らしく！ なんということでしょう！”（と言って、『大改造!! 劇的ビフォーアフター』で流れる音楽を口ずさみ始める）」