1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

松山ケンイチ「とんでもない作品になった」期待大の意欲作『連続ドラマW ふたがしら2』インタビュー!

Entame Plex / 2016年9月16日 19時41分

――早乙女さんとも再共演で、2人の信頼関係も深まったのでは?

「太一くんとは前作も初めてじゃなかったのですが、撮影中は常に一緒にいましたね。信頼関係というよりも、弁蔵と宗次の佇まいみたいなものを意識して普段も生活していたような気がします。今回はかなり忙しかったので一緒に飲みに行ったりとかあまり出来なかったんですけど……。お互い前作のままの弁蔵と宗次の関係だと面白くないんで、現場では常にプレッシャーをかけあってたような気がするんですよね。太一くんが違う一面を出してきて、僕もそれを見て何か新しいものを入れてやろうと思ったり。お互いにそういう圧を掛け合ったり、触発される部分はあったかな」



――作品としてもよりパワーアップしたという感覚も?

「そうですね。太一くんに限らず、それは成宮さんも菜々緒ちゃんも入江(悠)監督も脚本家の(中島)かずきさんも、きっとみんな前作を超える作品にしてやろうという意気込みを持って臨んだと思います。2回目という安心感もありつつ、前作よりももっとはみ出そうぜ! 限界までやってやろうっていう雰囲気は、常に現場に流れていたような気がしますね」

――入江監督とはどんな話をしました?

「台本を読んで、裏稼業の厳しさというものをすごく感じました。でも、その厳しさの中にも一味が自由に泳いでいる感じは絶対にあったほうがいいなと思ったので、“クスッ”と笑えるというか箸休め的な部分は作りたいですねって話をしましたね。入江監督は、小さいことでもすごく面白がってくれて、役者の演技を活かしてくれるので、みんなでアイデアを出し合ったり、アドリブで掛け合いをしたり……そういう現場の空気感は作品に出ていると思います」

――続編では第3・4話を吉田亮監督がメガホンをとったそうですが、違いはありました?

「描いている人物は一緒ですけど、演出方法はそれぞれ全然違いましたね。吉田監督の方が細かいというか、いい意味でネチネチしていたような(笑)。そのネチネチ感がどうなっているのか、ものすごく楽しみなんですよ」



――宗次とともに“壱師”を束ねる立場を演じましたが、松山さん自身、リーダーはこうあるべきというような理想はありますか?

「宗次はものすごくまともですけど、弁蔵ってただ博打しているだけですからね(笑)。でも、ちゃんとやるときはやるというブレない部分があるから、大負けしても『だめだな~、これだから親分は…』って笑っていられる人が周りにいて、弁蔵のようなキャラでもリーダーとして成り立っているような気がするんですよね。もちろん、リーダーは懐が深くなきゃいけないですけど、その周りにいる人も懐が浅いとうまく回らないし、リーダーをどう持ち上げるかっていうこともすごく大事だと思います。『馬鹿だな』って笑って許せる大らかさじゃないですけど、『男はつらいよ』の寅さんの周りの人みたいに心に余裕のある感じがいいですね。あと、将棋棋士の羽生(善治)さんってずっと勝ち続けてきた孤高の人で、将棋界のリーダー的存在ですけど、羽生さんひとりだけが強いんじゃなくて、対局する相手の実力も底上げしながら勝ち上がっているのがすごい。やっぱりそういう部分は目指すべきところだなと感じますね」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください