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松坂桃李、蒼井優との初の濡れ場に「光栄でした」

Entame Plex / 2017年3月22日 17時0分

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松坂桃李、蒼井優との初の濡れ場に「光栄でした」

沼田まほかるの小説「彼女がその名を知らない鳥たち」がついに実写映画化。メガホンを取るのは、『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』の白石和彌。先日発表された主演の蒼井優、阿部サダヲの2人に続き、松坂桃李、竹野内豊をはじめ、村川絵梨、赤堀雅秋、赤澤ムック、中嶋しゅうといった豪華な全キャスト情報が解禁となった。

松坂演じる水島は、高級デパートの時計売り場主任。端正なルックスと柔らかな物腰、一見誠実そうな風貌ながら、その実、自分の性欲のためだけに動いており、ロマンティックな夢や趣味を臆面もなく語るが内容は薄っぺら。十和子と不倫関係となる最低の男だ。

竹野内演じる黒崎は、十和子の昔の恋人であり、スマートで羽振りもよく女性を喜ばせる所作に長けているが、上昇志向が強く、自身の出世や保身のためなら女を道具に使うことも厭わない男。十和子と別れる時に、彼女の体にも心にも残る手ひどい仕打ちをした、水島に引けを取らない最低の男となっている。

蒼井演じるクレーマーで自分勝手、陣冶の稼ぎで働きもせずぼんやりとだらだら過ごしているにも関わらず、彼を嫌悪しなじり他の男と関係をもつ女・十和子や、阿部演じる不潔でちんけで下品で卑屈で下劣、十和子に異様な執着を見せる陣治に続き、これまた共感度ゼロなクズなキャラクターたち。

また、松坂は蒼井・阿部と初共演、竹野内は蒼井と初共演。新鮮な組み合わせやこれまでに演じたことのないキャラクターを演じる彼らに注目。

松坂は撮影について、「油断のできない現場でした。台本を読んだだけでは想像ができないことが現場で次々と襲い掛かってくる。巻き起こるんじゃなくて襲い掛かって来るんです。すごく面白い体験でした」とコメント。

蒼井との初共演について「蒼井さんは“すごい”の一言。数々の作品の先頭に立って、走って、何かを残して続けてきた人のすごさを、お芝居を通して体感できました。とても貴重で有難かったです。僕は映像作品で初めての濡れ場だったのですが、相手が蒼井さんというのはとても光栄でした」と語っている。

竹野内は自身の役どころについて、「救いようのない人物でしたので、役柄に対し共感出来る要素は一つもなかったです。黒崎を演じるにあたり、この人は幼少期からどの様な人間関係の中で、どんな人生を辿って生きて来たのか、時折ふと思い浮かべていました。そして、初めて白石監督とお会いした時、役柄について相談した所「黒崎は最低で最高です!!」と意味不明な事を仰っていて、この人面白いなーと思いチャレンジしてみたくなったんです。救いようのない役に挑む事で、白石監督に私が救ってもらいたかったのかも知れません(笑)」とコメント。

蒼井との初共演について「僭越ながら、表現の場は様々な誘惑も多く、自意識過剰になって必要以上な欲をつい出したくなりがちで、私自身、大切な事を見失った苦い経験が幾度となくありました。蒼井さんは役者である前に、人として生きて行く指針をご自身の中にしっかり持っていらっしゃる方。だからこそスクリーンの中に映る蒼井さんは偽りが見えない…そう思います。近い未来で、また別の役柄を演じる蒼井さんをぜひ目の前で拝見したいです」と話している。

映画「彼女がその名を知らない鳥たち」は、10月ロードショー。

©2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会

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