2018年 国内サーバー市場、通年の売上額は5,067億円、前年比7.6%のプラス成長――IDC発表

EnterpriseZine / 2019年3月26日 18時0分

 「もうひとつは、出荷時のサーバー構成がよりリッチ(高仕様)になったことである。ソケットケイパビリティに関わらず、x86サーバーに搭載するプロセッサーのコア数増加、これに伴うメモリや内蔵ストレージの容量増加、SSD(Solid State Drive)搭載ケースの増加などが影響したとみている。また、テクニカルコンピューティング用途として、GPU(Graphics Processing Unit)を搭載するケースが増えたことも影響したとみている」。

ベンダー別では売上額、出荷台数ともに富士通が首位
参考資料2:2018年 国内サーバー市場ベンダーシェア【売上額】(作成:IDC Japan)

 カンパニー別の売上額では、富士通が首位を獲得しました(参考資料2)。メインフレームは、前年にあった金融向け大型案件の反動で2桁のマイナス成長、その他のサーバーもマイナス成長だった。一方、x86サーバーは、官公庁や文教におけるテクニカルコンピューティング用途の大口案件、官公庁における基幹系用途の大型案件などで2桁のプラス成長となっした。

 2位は、NEC。メインフレームは、前年にあった官公庁、金融向け大型案件の反動で2桁のマイナス成長、x86サーバーもマイナス成長。その他のサーバーは、官公庁における更新案件で3桁のプラス成長となった。

 3位は、日本ヒューレット・パッカード(HPE)。その他のサーバーは、通信、金融向けミッションクリティカル用途の更新案件などがあったが、成長率は前年から横ばいとなった。x86サーバーは、企業のデータセンター向けや、官公庁や文教におけるテクニカルコンピューティング用途の大口案件などでプラス成長だった。

 4位は、前年から順位を1つ上げたデル(Dell Inc.)でした。企業のデータセンター向けの大口案件など出荷が好調で、2桁のプラス成長。

 5位は、IBM。メインフレームは、前年にあった金融、製造向けの大型案件の反動で、2桁のマイナス成長。その他のサーバーは、金融、製造向けの大型案件で2桁のプラス成長だった。

 出荷台数においても、富士通が首位を獲得した。NECが2位、3位以下は、HPE、デル、日立製作所の順。なお、ODM Directの出荷台数は前年比、6.5%のプラス成長となり、3位のHPEに次ぐ規模だった。

 なお、「x86サーバー」は、x86アーキテクチャのプロセッサーを採用しWindows、Linuxなどオープン系のOSを搭載したサーバーを指す。Itaniumプロセッサーを搭載したサーバーやベンダー独自OSを搭載したサーバーはx86サーバーに含めない。また、「x86サーバー」と「メインフレーム」以外のサーバーを「その他のサーバー」として記載している。

 「その他のサーバー」は、「RISCサーバー」「IA64サーバー」「ビジネスサーバー」「スーパーコンピュータ-」の総称として使用している。

EnterpriseZine編集部[著]

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