国内IoTエッジインフラベンダー選定基準、「IoTの技術力」「ユーザー業務の理解度」を優先――IDCがユーザー調査

EnterpriseZine / 2019年4月19日 17時0分

 ベンダー選定に、IoTの技術力とユーザー業務の理解度が優先される背景として、IoTインフラバイヤーでは、IoT活用を主導する人材が不足していることがあげられる。また、IoTインフラ関連製品やサービスが多岐に渡り、IoTインフラバイヤーは、IoTインフラの選択に苦慮していることも本調査結果から明らかになった。

 IDC Japan エンタープライズインフラストラクチャ リサーチマネージャーの下河邊雅行氏は、「ITサプライヤーは、IoTインフラバイヤーにおけるIoT人材不足や、IoTインフラ選択時の苦労など、IoTインフラバイヤーが抱える課題を解決し、自社のIoTインフラビジネスにつなげることが重要である」と述べている。

今後、IoTインフラとしてIoTエッジ専用製品に対する注目が高まる

 その他、最も重要な処理を行うIoTエッジインフラの採用意向に関する質問では、現在は、回答者の6割強が汎用サーバーを選択していることが分かった。3年後の採用意向では、汎用サーバーを選択する割合は減少し、IoTエッジ専用製品を選択する割合が増加する結果となった。また、3年後活用していると思う技術に関する質問では、AI(Artificial Intelligence)による深層学習が最上位項目となった。

 今回の発表はIDCが発行した「2019年 国内IoTエッジインフラストラクチャの選定基準調査」にその詳細が報告されている。

 本レポートは、「IoTエッジインフラの選定基準」と「IoTエッジインフラ利用形態」の章で構成され、前者では、IoTエッジインフラベンダーの利用状況、ベンダー選定理由、ベンダー選定時の課題など、後者では、IoTエッジインフラで行っている制御・データ分析処理の種類、エッジでデータ分析処理を行う理由、IoTエッジインフラで活用予定の技術などについて分析している。

注1:本調査において、汎用サーバーとは、Unixサーバー(RISCサーバー、IA64サーバー)と、x86サーバーを総称している。
注2: 本調査において、IoTエッジ専用製品とは、IoT用途として開発された、IoTエッジサーバー、IoTエッジPC、IoTゲートウェイに加え、PLC(IoTゲートウェイ機能付き)、産業用PCを総称している。

EnterpriseZine編集部[著]

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