DXにポジティブな感触を持っている日本企業は42.4%、ネガティブな感触は47.6%――NTTデータ経営研究所が調査速報

EnterpriseZine / 2019年8月21日 14時0分

 ■「本格活用・展開フェーズ」に到達した取り組みにおける成果の状況(図表2)

 ・「本格活用・展開フェーズ」に到達している取り組みのうち、“成果が出ている実感がある”ものが大半で77.7%。

 ・“成果が出ている実感がある”とされた77.7%のうち、更に “厳密な意味で客観的に成果を出しているといえる”ものは29.8%。これは取り組み全体のわずか4.8%(「本格活用・展開フェーズ16.0%」×「厳密な意味で客観的に成果を出しているといえる29.8%」=4.8%)。
図表2:DXの推進フェーズ

 以上より、日本企業のDXにおいて、“厳密な意味で客観的に成果を出しているといえる”取り組みはごくわずかであることが示唆された。現在“実践着手前段階”にあるDXの取り組みが“実践段階”に移行していくなかで、DXで成果を出すために今後多くの企業が新たなチャレンジに直面すると推察される。

トピック3:DXへの取り組みテーマと成果の状況

 ■DXの取り組みテーマの分類(図表3-1)

 ・DXの取り組みテーマを3つの“攻めのDX”と、3つの“守りのDX”に分類。
図表3-1:DXの取り組みテーマの分類

 ■テーマ別の取り組み状況(図表3-2)

 ・DX取り組み企業がどのようなテーマのDXに取り組んでいるか調査。

 ・「業務処理の効率化・省力化」へ取り組んでいる企業が84.0%で突出。次いで「業務プロセスの抜本的な改革・再設計」の61.1%。どちらも“守りのDX”。

 ・全体として“守りのDX”が先行しており、“攻めのDX”への取り組みはまだこれからといった様相。
図表3-2:テーマ別の取り組み状況

 ■各テーマ別の成果の状況(図表3-3)

 ・“成果が出ている”の比率は、「業務処理の効率化・省力化」の40.5%が最高。次いで「業務プロセスの抜本的な改革・再設計」の22.7%。どちらも“守りのDX”。

 ・他のテーマでは、“成果が出ている”の比率は20%以下。
図表3-3:各テーマ別の成果の状況

 以上より、現在の日本企業のDXは、成果の実感を得やすい“守りのDX”が先行していることが示唆された。DXの本丸である“攻めのDX”への取り組みについては、“成果が出ている”とする企業の比率が低いことから、難易度の高い取り組みテーマであることが示唆された。 “攻めのDX”であっても成果を出せる土台を有した企業が増えてくれば、今後取り組みが本格化していくものと推察される。

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