【Excelデータ分析講座】1-4 散布図と近似直線による価格弾力性分析~グラフ編

EnterpriseZine / 2012年2月27日 7時0分

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前回は、散布図を使用して複数のデータ間にある相関関係を分析する方法について説明しましたが、グラフを見るだけでは大まかな相関関係しか把握できません。より厳密に相関関係を数式で表すことができれば、例えば、ある売上高に適正な在庫量といった数値を予測することが可能になります。Excelの散布図には、相関関係を数式として表示してくれる機能があります。今回は、この機能を利用した価格弾力性分析の例を説明します。

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■価格弾力性とは

 価格弾力性とは、製品の価格が変動することによって、需要が変化する度合いを表す数値で、一般的には、下の図のような式で定義されます。

価格弾力性 = 需要の変化率 / 価格の変化率

 より分かりやすくするために、製品価格と販売数量(需要)の関係を下の図のようなグラフにしてみましょう。通常、価格が増加すると需要は減少しますので、右肩下がりのグラフになります。つまり、価格と需要は負の相関関係にあります。

 価格弾力性は、このグラフの線の傾きとして表現され、傾きが小さいほど、価格弾力性が低い、傾きが大きいほど、価格弾力性が大きい、といいます。価格弾力性が小さい場合は、価格に変化があっても需要にはほとんど影響を与えませんが、価格弾力性が大きい場合は価格の変化が需要に大きな影響を与えることになります。

 従って、価格弾力性を調べる目的は、通常
値下げしても、単価の減少による売上金額の減少を充分補う、または上回るような販売数量の増加が見込めるか? 値上げしても、販売数量の減少が、売上金額に影響を与えない、もしくは増加するような範囲に留まるか?

 のいずれかとなります。従って、価格弾力性を調べる場合は、同時に売上金額に対する影響を調べる必要があります。


平井 明夫[著]

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