Excelでもできるデータベース体験(前編)

EnterpriseZine / 2012年5月10日 0時0分

ITスキルの中でも、データベース、特にRDB(リレーショナル・データベース)に関するスキルは、必要度が高いわりには、CやJavaといった言語に比べると、取っつきにくいためか、IT初心者の方が勉強の途中で挫折してしまうケースが多いようです。そこで、この連載では、最初に皆さんも親しみのあるExcelを使用してデータベースの考え方を体験していただき、その上で本格的なデータベースのお話に移っていきます。第1回の今回は、Excelを使用してテーブルとそのテーブルの中にどうやってデータを作っていくかを体験していただきます。なお、この連載では、Excel2010を使用しています。

■データベースとは

 皆さんは、データベースというとどのようなものを思い浮かべるでしょうか。例えば、図書館に行くとPCや端末が置いてあって、見たい内容の本がその図書館にあるかどうか、ある場合は、その本の著者や概要、置いてある場所などが検索できるようになっています。おそらくこのようなシステムは図書館「データベース」と呼ばれているのではないでしょうか。このように、何か特定のテーマに関するデータが保存されていて、検索できるようになっているシステム全体のことを一般的にデータベースと呼びます。

 しかし、この連載でお話しする内容は、一般的なデータベースよりも、もう少しせまい意味のデータベースに関するものです。先程の図書館データベースの場合では、システム全体ではなくて、本のデータを保存したり検索したりするために利用されているソフトウエアのことも「データベース」と呼びます。こちらの狭い意味でのデータベースは、IT用語で正確にはデータベース管理システム(DBMS)と呼ばれていますが、この連載では、データベース管理システム(DBMS)のことをデータベースと呼んでいます。

■データベースとExcel

 IT初心者のみなさんでも、Microsoft Officeは使われたことがあるかと思います。Microsoft Officeには、Word、Powerpoint、Excelといった用途の違うソフトウエアが含まれていますが、これらのソフトウエアの機能をあらわす一般的なことばは何でしょうか。Wordならワープロソフト、Powerpointならプレゼンテーションソフト、Excelなら表計算ソフトといったようなことろかと思います。

 Excelは表計算ソフトと呼ばれますが、この表を英語でいうとテーブルになります。実は、このテーブルこそがデータベースの中でもっとも重要な概念になります。さらに、Excelのバージョン2007からは、そのものずばりの「テーブル」と呼ばれる機能が追加されています。つまり、Excelでもデータベース体験ができるということです。

 それでは、Excelを使ってデータベースの使用方法を体験してみましょう。


平井 明夫[著]

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