ビッグデータに対応したDB2 10の「3つのV」

EnterpriseZine / 2012年5月11日 0時0分

2012年4月10日、IBMはデータベース管理ソフトの新バージョン「IBM DB2 V10.1(以下、DB2 10)」を発表した。4月10日より日本IBMおよび日本IBMのビジネスパートナーから販売し、4月30日からダウンロード提供開始となった。4月17日に開催されたInformation On Demand Conference Japan 2012にて、日本アイ・ビー・エム株式会社 インフォメーション・マネジメント事業部 アーキテクト 野間 愛一郎氏がDB2 10の特徴について解説した。

日本アイ・ビー・エム株式会社 インフォメーション・マネジメント事業部 アーキテクト 野間 愛一郎氏

 野間氏はDB2 10を「個人としてはV9の集大成と思っています」と評している。DB2 10は9で進化させてきた新機能群、例えばpureXML、Transactional pureXML、ワークロードマネージャーに磨きを掛けた。またDB2 9.7のオプションという扱いだったDB2 pureScaleが10で製品に統合された。10は9の完成形をベースにしていると言えるだろう。

 さらに10ではビッグデータへの対応が加わり、パフォーマンスとセキュリティを強化している。野間氏いわく「IBMは2年前のInformation On Demandで、すでにビッグデータをテーマに掲げていました。スタートが早かっただけに、必要な機能がすでに製品に落ちてきて(実装されて)います」。

 この「2年前」というのはIBMがアメリカで開催する情報管理製品の年次イベント「Information On Demand 2010」を指す。当時のイベントテーマは「Gain Insight. Optimize Results(洞察の獲得、結果の最適化)」だった。今ほど「ビッグデータ」というキーワードでもり立てていなかったものの、コンセプトとしては今の「ビッグデータ」そのもの。IBMはビッグデータという潮流を早くから着目し、機能強化を続けているというわけだ。

 実際、IBMがとらえるビッグデータの特徴とDB2 10に盛り込まれた新機能はよく合致している。野間氏はビッグデータおよびDB2 10の特徴を「3つのV」としてまとめた。それらがVariety(多様性)、Velocity(速さ)、Volume(量)。ビッグデータは定型・非定型の多様かつ大量のデータを高速に処理していかなくてはならない。そのために、従来のRDBMSとNoSQLを適材適所に使い分けていく必要がある。こうした背景に見合うような新機能がDB2 10には盛り込まれている。

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