いま注目のFusion-ioの速さの理由

EnterpriseZine / 2012年8月30日 18時30分

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データ量の著しい増加で、それを格納するデータセンターの運用コストは増大し続けている。サーバーやストレージの維持費、ライセンスや保守料を含むソフトウェアに関わる費用、さらには電力や光熱費、そしてデータセンターそのものを維持するためにも莫大な費用がかかる。この膨大なコストを削減する余地は、いったいどこにあるのか。

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■ストレージが早くなればサーバーの稼動率が上がりコストも削減できる

 増え続けるデータを効率的に処理できれば、データセンターのコストを大幅に削減できる可能性がある。たとえば、データセンターにあるサーバー群、たくさんあるサーバーの稼動率は平均すると20%程度と言われている。稼動率を上げられれば、サーバー数が減らせ、それに伴うソフトウェアライセンスや設置スペース、当然ながら電力や光熱費が削減できる。

 サーバーの効率を上げるために仮想化技術を活用する話を、数年前からよく耳にするようになった。仮想化を利用すれば確かにサーバーの稼動率は向上させられるだろう。しかし、それでもまだビッグデータを処理する場合は、うまくいかないこともある。

 その原因となるのが、CPUのパフォーマンスがムーアの法則で著しく向上するのに対し、ビッグデータを格納するストレージ処理能力がそれに追いついていないこと。このCPUとストレージの性能ギャップが、大量データを処理する際の大きなボトルネックとなる。

 「このパフォーマンスのギャップを埋めるのが、Fusion-ioのテクノロジーです」と語るのは、フラッシュメモリ技術を活用する次世代ストレージメモリー製品を提供するFusion-ioのCTO、ニール・カーソン氏。

 Fusion-ioは、新しいストレージ技術を提供する、いま注目のベンダーだ。創業者はデイビッド・フリン、リック・ホワイトの2氏、2006年に起業し2008年に最初の製品を市場に提供した。その製品で、世界初の100万IOPSを達成している。IBMやHP、DELLなど、名だたるハードウェアベンダーとの協業などにより、急激にビジネスを拡大している。また、Appleの共同設立者の1人だったスティーブ・ウォズニアック氏が、同社のチーフ・サイエンティストとして参画していることでもFusion-ioは注目されている。

 カーソン氏は、「サーバーのCPUの稼動率が100%になることを目指せるのが、Fusion-ioの技術です」と言う。常に100%に近い稼動率でサーバーを運用できれば、それだけでサーバーの数を1/10まで減らせた事例もあるとのこと。この稼動率を高めるには、従来のハードディスク型のSANストレージなどでは、なかなかうまくいかない。性能差が大きいので、どうしてもCPUではストレージからデータを取得する際に待ち時間が発生してしまうためだ。

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