Oracle OpenWorldが開幕、今年のOOWは新製品ラッシュ!

EnterpriseZine / 2012年10月1日 17時20分

■Exadata X3こそが真のインメモリデータベースだ

 この日4つめの発表が、Oracle Exadataの新しいバージョンについて。X3と呼ばれるこのバージョンは、4TBのDRAMと22TBのフラッシュキャッシュを搭載し、トータル26TBのメモリを活用できる。さらに、データの圧縮が加わるので、「通常のデータベースならすべてメモリに載ってしまうだろう」という。そして、Exadata X3ならHeuristic Hierarchical Mass Memoryという新しい機能を使うことで、データのアクセス頻度に応じ、DRAMやフラッシュキャッシュ、さらにはディスクへと自動でデータを最適に配置することもできる。これは、さらなる効率化につながる。

 Exadataでは、これまでもフラッシュキャッシュの機能を強化してきた。結果、新しい世代のExadataでは、読み込みだけでなく書き込みもフラッシュキャッシュに送ることができるようになった。これで、書き込みも20倍は高性能化する。「ほとんどディスクにアクセスする必要はなくなる」とエリソン氏。これこそがインメモリデータベースだと言うのだ。そして、インメモリデータベースというとSAPのHANAがあるが「あれはすごく小さい」と一蹴するエリソン氏。

 Exadata X3は、たんに速いだけではない。これを1つのラックで実現できていることがコストにも大きく影響する。EMCにもディスクアレイにフラッシュメモリを搭載した製品が出たきたが、Exadataとは帯域幅が大きく違うとのこと。同じだけの帯域を確保するとなると、必要なディスクアレイ装置の数もたくさん必要になり、スペースも消費電力もそしてコストも大きく異なることに。

 このように十分に速いExadataをさらに高性能化する努力をしているのは、まさにこのコストを下げるためだとエリソン氏。そして、今回のX3からは1/8ラックというより小さい構成も選べるようになった。これは、20万ドル以下で提供するとのこと。是非、Oracleのセールス担当に価格交渉してみて欲しいとエリソン氏。「さらに安くExadataを手に入れるだろう」とCEO自らが値下げに応じるはずだと言う。これは、1/8ラックならたくさんのExadataが売れるはず、という自信の表れと言えるかもしれない。

谷川 耕一[著]

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