譲れなかったのは"ドコモ品質" - 増え続けるスマホのトラフィク分析をミドルウェアに落とし込め!

EnterpriseZine / 2012年10月17日 15時50分

9月から11月にかけては外資のエンタープライズベンダがいっせいに年次カンファレンスを開催するので、IT系メディアの人間はどうしても海外出張が多くなります。今がいちばん過ごしやすい季節の日本でゆっくりできないのはちょっとかなしいですが、海外カンファレンス独特の高揚感というか、主催者も含めた全参加者の一体感みたいな空気、個人的にはものすごく心地良く感じます。ネットでキーノートやセッションがリアルタイム中継されるご時世に、現地まで行って取材する価値があるのかとよく言われますが、やはり現地でなくては得られない情報というものは少なくありません。自分なりのフィルタを通してできるだけ多くのアウトプットをお届けできればと思いつつ、なかなか筆が進まない……。うぅ、すいません。

 というわけで、秋の出張第1弾はおなじみOracle OpenWorld 2012です。筆者は実に4年ぶりに取材チームに混ぜていただきました。4年前の2008年といえばちょうどExadataがはじめて発表されたときでもあります。あのころのオラクルはまだサンを買収していなくて、ExadataもHPがハード提供してたし、社長はマーク・ハードではなくチャールズ・フィリップだったし、そういやマーク・ハードはHPの社長としてビデオでラリー・エリソンのキーノートに登場していたんだよなー……としみじみ。変化の速いIT業界のこと、そりゃ4年も経てばまったく違う世界になりますよね。

 OOW 2012のキーノートのもようなどは、すでに谷川チーフが何本か書かれているのでそちらをご覧いただくとして、ワタクシからは現地で発表が行われたNTTドコモのOracle CEPによるスマホのトラフィックデータ分析のシステム構築事例をご紹介したいと思います。いわゆるビッグデータ分析というとインフラではなくマーケの話になりやすい昨今ですが、この事例は超膨大なデータ量、それもものすごい頻度で発生するトラフィックを安定した品質でリアルタイム処理するミドルウェアに落としこむというもので、オラクルの担当者によれば世界的にもかなりレアなビッグデータ×インフラ事例とのこと。本稿ではNTTドコモ サービスプラットフォーム部 開発企画 担当部長 高橋慎一郎氏に伺ったお話をもとに、その概要をお伝えします。

■スマホユーザが5,000万を超えても耐えられるトラフィック処理システムを構築

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