XMLDBがRDBMSに置き換わるなんて、昔は無理なことを言ってました - XMLデータベースは特化した領域で確実に評価されている

EnterpriseZine / 2012年11月9日 0時0分

「XMLデータベースがリレーショナル・データベースに置き換わるなんて、昔はかなり無茶なことを言っていました」と言うのは、XMLデータベース製品である「NeoCore」を提供する株式会社サイバーテック 代表取締役社長の橋元賢次氏だ。橋元氏は、「XMLデータベースはリレーショナル・データベースとはまったく別物」と言う。なので企業のITシステムのメインストリームで利用すべきものでもない。

■XMLデータベースはリレーショナルに取って代わるものではない

 XMLデータベースには適正なサイズがあり、それを適正な用途で利用することで、市場で評価を得ているとのこと。

「ニーズは以前より高まっていて、市場はじわじわと拡大しています」と橋元氏。とはいえ、リレーショナル・データベースの市場が100あるとすれば、XMLデータベースの市場はせいぜい1程度。徐々に拡大しているからと言って、これがやがて80になるかというそういうことではない。

 XMLデータベースは、2000年ころに一度ブームがあった。橋元氏が言うように、当時はリレーショナルを置き換えるのではという勢いがあったのだ。もちろん、そうはならなかった。むしろその後は、あまり目立たなかったかもしれない。当時は、純粋なXMLデータベースもあれば、XMLデータをリレーショナル・データベースで扱えるようになった時期でもある。IBM DB2では、リレーショナルでありながら、XMLデータを柔軟に扱えるのがいまも特長の1つになっている。

 ブームが続かなかったのには、そもそもXMLデータベースがメインストリームではなかったのもあるが、当時のハードウェアでは十分な性能が得られなかったのも理由の1つ。リレーショナル・データベースのように、もともと少ないコンピュータリソースをいかに有効活用してたくさんのデータを効率的に処理するかを目指し開発されたものと異なり、XMLデータベースはXMLで記述されたそれなりに大きなサイズのデータを一度に処理しようとする。XMLデータのサイズが小さければよかったが、データサイズが大きくそれがたくさんあれば、昔は思うように動かなかった。

 「当時のIAサーバーでは、搭載できるメモリー量も限られていて、十分な性能は出ませんでした。」(橋元氏)

 XMLデータの処理は重たい。データを細かく分割し正規化して扱うリレーショナルに比べ、XMLデータベースでは、1つのデータ単位が大きくなる。イメージ的には、XMLデータファイルのままうずたかく積み上げたものを管理するのがXMLデータベースとのことだ。

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