冬だって節電は重要だ! 大阪大学&マイクロソフトの共同プロジェクトから活かせる教訓は…

EnterpriseZine / 2012年12月3日 0時0分

エネルギー消費可視化ポータルシステム構成図

IT業界では毎月のように新しい言葉が生まれます。そしてたいていは世の中に浸透することなく、人々の記憶からキレイに消え去ります。Web 2.0、ユビキタス、サステナビリティ、NGN、SOA、etc... なんだか眺めているだけでかなしい気持ちになりますね。自分で挙げておいてアレですが、もはや誰も口にも文章にもしないNGN、ほんの数年前まで某メーカーとか某キャリア(どっちも頭文字にNが付いていたような…)のエラい人々が大合唱して推進しようとしていた記憶がうっすらと残っているのですが、いったいどこに消えていってしまったのでしょうか。もしまだ存在が確認できるようでしたら、ぜひともお知らせください(←でもあんまり興味ない)。

 そういう意味で言えば、「クラウド」や「ビッグデータ」はバズワードにしてはかなり長持ちしているほうではないでしょうか。とくにクラウドに関してはもはやバズワードの域を脱したという評価も耳にすることも増えてきました。個人的にはこの2つに「ソーシャル」と「モバイル」を加えた4つのバズワードは、あと1年くらいはITのトレンドを引っ張っていくように思えます。単体ではなく、4つの技術が連携しあい、相乗効果を発揮しながら発展している点が、かなしい運命に終わったバズワードたちとの違いなのかもしれません。

 さて、できることなら過去のバズワードに分類されないでほしかった言葉のひとつに「グリーンIT」があります。ITの電力消費量を減らそう、CO2排出量を減らそう、そのためには無駄なIT機器の電源をオフにしよう、ディスプレイも暗くしよう……みなさま、どの程度実践されていますでしょうか…。

 東日本大震災後の夏ごろまでは、計画停電に対するおそれもあって人々の節電に対する意識も高かったのですが、時間の流れとはおそろしいもので、夏の冷房も冬の暖房も何の抵抗もなくスイッチを入れてしまう。とくに夏よりも冬のほうが節電に対しては意識が薄れがちになっている気がします。聞くところによればこの冬の電力事情もかなり逼迫した状態だとか。にもかかわらず、停電に見舞われることもないせいか、危機意識はすっかりと影を潜めてしまいました。

 無駄な電力消費を防ぐ、これは今の日本において非常に重要なテーマだと思います。グリーンITという言葉がたとえ消えてしまっても、ITによる省電力の取り組みはつづけたほうがいい。電気代が抑えられれば、直接的なコスト削減にもつながります。しかし単に節電を声高に呼びかけるだけでは人々の意識には決して刷り込まれません。ではどんな施策が有効なのでしょうか。

EnterpriseZine

トピックスRSS

ランキング