Amazon Web Servicesがペタバイトクラスの大規模データウェアハウスを実現できる、クラウドサービスの提供を始めるんだって!

EnterpriseZine / 2012年12月4日 16時0分

ダウンロードはこちらからどうぞ

データウェアハウスと言えば、巨大で高性能なサーバーに、大容量ストレージを導入してというのが当たり前。昨今ではそれを高額なアプライアンス製品で、というのも流行だ。そのため、大規模なデータウェアハウスにはお金がかかる、というイメージもある。そんなIT業界の常識を打ち破るような発表が、米国時間の28日にあった。Amazon EC2などを提供しているクラウドベンダーの代表企業Amazon Web Servicesが、データウェアハウスをクラウドで提供すると言うのだ。

■クラウドでデータウェアハウスをやれば安上がり

 今回発表された「Amazon Redshift」は、クラウド上でペタバイト規模のデータウェアハウスを実現できるサービスだ。正式リリースではないが、”Limited Preview”としてすでに公開されている。数百ギガバイトからペタバイトクラスの容量まで拡張性があり、ペタバイト規模のデータウェアハウスとなってもストレージ容量がテラバイト当たり年間1,000ドル以下で利用できる。

 このRedshift、昨今データウェアハウスなどの分析データベースでは当たり前にもなりつつあるカラムナーストレージと圧縮機能を搭載して高い処理で性能を発揮する工夫がなされているようだ。ハードウェア構成もDWH用にカスタマイズされている。各ノードはローカルストレージを持ち、ノード間は10G Ethernetのネットワークで接続される。アーキテクチャとしては、いわゆるシェアードナッシング型でありMPP型の構成をとっているようだ。BIツールとしてはJaspersoftとMicroStrategyという2つの製品が、現時点で認証済み。他のBIツールについても、順次対応してくる。

 拡張性を得るためのノード追加の際にも、ダウンタイムは発生しないとのこと。これ、シェアードナッシングなので、ダウンタイムはないとしても、ディスクへのデータの再配置とかに結構時間がかかったりしないのかなぁと、ちょっと心配にもなる。とはいえ、データウェアハウスを日常的に運用していく上で必要な、キャパシティのプロビジョニングやモニタリング、クラスターのセットアップ、パッチ当てやアップグレードなど、必要な操作はすべてクラウド側で管理してくれる。ようはデータウェアハウスシステムの運用管理に手間取らされることはなく、データウェアハウスを利用、活用することだけに注力できるのがクラウドサービスのRedshiftの特長になっている。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
EnterpriseZine

トピックスRSS

ランキング