新しいアイデアは蛇行しながら生み出す-エクスペリエンス重視の姿勢

EnterpriseZine / 2013年1月29日 8時0分

写真3:問題解決のためのベストなアイデアといっしょにワーストなアイデアも考えてスケッチ

イノベーションの創出のためのアイデアを生み出す際、ブレインストーミングやワークショップなどの方法を使うことが一般化してきています。その一方で、新しいアイデアなど出てこないという否定的な意見も聞かれるようになりました。しかし、うまく発想が生まれないのは、取り組む姿勢に間違いがあるからです。今回は、そうしたアイデア発想の場で必要な、「蛇行することで物事を様々な角度で見られるようにする」仕掛けの重要性について、解説しようと思います。

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■新しい発想を生むために、“自分の常識の外”に出る

 ワークショップなどの場で、私が参加してくださった方によく言っていることの1つに、「新しい発想を生む障害になるのは何より自分たち自身の常識や思い込みです」というものがあります。“自分たちの常識の外”に出て考え始めないと、どうしてもアイデアは貧困でつまらないものになりがちです。特に解決すべき問題そのものが常識にとらわれたままだと、どんなに頑張って新しい発想をしようとしてもうまくいきません。ですから、新しい発想を生むためには、まず始めに問題自体をこれまでにない新しいものとして再定義することが大事です。

 デザイン思考を使ったプロジェクトで、最初にエスノグラフィーを行うのもそのためです。自分たちとは異なる人たちの暮らしや仕事の現場を観察することで、生活の背後にある人びとの常識や思い込みを「共感」を通じて理解する。そのことで逆に、そこにないものを見て、そこで語られないものを聞きます。つまり、人びとの常識や思い込みによってその場から除外されているものは何かを、解釈を通じて見出すのです。

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