サービスデザインのエッセンス-なぜ日本でいま注目されるのか?  

EnterpriseZine / 2013年1月30日 8時0分

図5:包括的な事業設計としてのサービスデザイン

サービスデザインに関しては、最近では多くのプロフェッショナルの方が言及されており、日本でも関心が高まっていることが伺えます。今回の連載では、“生活革新イノベーション”を実現するビジネス開発手法としてのサービスデザインに注目します。サービスデザインの背景を整理するとともに、アメリカのサービスデザインの事例を紹介し、日本でサービスデザインを実践するうえでの課題と方法論を探っていきます。第1回目となる今回は、「サービスデザイン」が最近になって注目されている背景とエッセンスを紹介します。

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■日時:2013年3月19日(火)13:00~17:50(開場12:30~)

■場所:アイビーホール(東京・表参道)

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■サービスデザインが注目される背景とは?

 博報堂のコンサルティング局では、5、6年前から、デザイン思考プロセスを活用し、企業の製品やイノベーション開発のお手伝いをしています。「イノベーション=技術革新」と理解されがちですが、「生活革新イノベーション」は、人々の生活がどのように変化するかに軸足を置いた、いわゆる、“人間中心イノベーション(Human Centered Innovation)”を紐解いたキーワードとして、ご紹介しています。

 日本でサービスデザインが注目されている一つの背景は、プロダクトだけを販売するだけでなく、プロダクト+サービスでビジネスを展開する、いわゆる、“サービサイジング”への期待が高まっていることが挙げられます。また、機能だけでは付加価値を出すことが難しくなってきたITセクターにおいても、「機能+経験価値」としてのサービスデザインが注目されています。

 サービスデザイン先進国であるヨーロッパやアメリカでは、どのような背景でサービスデザインが注目されてきたのでしょうか?日本ではサービスデザイン単体として注目されている印象もありますが、欧米では、ユーザー中心思考(デザイン思考)→インタラクションデザイン→サービスデザイン、という流れを踏まえてサービスデザインへの注目と実践が高まっています。

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