経営者の意志決定をサポートするステージゲート法-誤解と本質

EnterpriseZine / 2013年2月7日 8時0分

図5:ステージゲート法は事業の中核活動に横串を刺すプロセス     

日本においてもステージゲート法という用語は広く知られていますが、必ずしもその本質が理解されているとは言えません。今回は、日本企業で良く見られるステージゲート法の誤解を紹介し、その後ステージゲート法の本質について考えていきます。

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■ステージゲート法に関しての誤解-テーマ評価プロセスで機械的

●誤解1-単なる複数のステージとゲートから構成させるテーマ評価プロセスである

 ステージゲート法とは、テーマごとのマネジメントプロセスを複数のステージ(活動)に分割し、テーマとテーマの間に、次ぎのステージに進めるかどうかを判断する関門(ゲート)を置くプロセスと理解されています。もちろん、これは間違いではありません。たしかに、このような構造を表した図で紹介されることも多く、また、その名前からしても、“ステージゲート法”と命名されています。

 しかし、このことは、ほんの一部の外見的な特徴を説明しているに過ぎません。その内容については、本連載全体を通じてこれから詳しく説明していきますが、この手法は、このような外見的な特徴を超え、技術開発・製品開発テーマを効果的にマネジメントし、事業における成功を実現するための様々な工夫が盛り込まれている方法論です。

 また、ステージゲート法は、事業における成功を求めて年々進化してきている方法論です。したがって、5年後・10年後は、現在のものとは変わっているかもしれません。事実、1980年代に開発された内容と現状の内容では、かなりの差があります。それは、ステージゲート法の開発者であるロバート・クーパー教授とその同僚が、世界中の活用企業でのベストプラクティスを収集し、それらを組み込み進化させてきたからです。今あるステージゲート法の姿は、クラウドソーシングの結果なのです。

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