Zabbixは日本人になじみやすい監視ツール - ミラクル・リナックスの中の人にZabbixの良さを聞いてきました

EnterpriseZine / 2013年2月15日 17時0分

「自分自身の障害を検知できる」機能

週刊と銘打っておきながら、すっかり月刊と化している本コラムですが、打ち切りになったわけではなく(たぶん)、ネタ探しと執筆のバランスがうまくとれず……ってただの遅筆です。申し訳ございません。このままダラダラし続けるとさすがに打ち切りにされてしまいそうなので、これからはなるべく週刊に近づけるペースで執筆をがんばります(キリッ

編集部注:ミラクル・リナックス社は現在Zabbix社との関係はなく、ZabbixをカスタマイズしたMiracle ZBXという独自の製品、ソリューションを販売しています。

というわけで、今回は久々に本コラム用にデータベースなネタを探して取材したので、その詳細をお届けします。DB Onlineな皆さまなら統合監視ソフトウェア「Zabbix」の名前を聞いたことがない方のほうが少ないかもしれません。このZabbixがいま、運用の現場で地味にアツい感じになっているとのウワサを耳にし、Zabbix社やZabbix Japanとともに国内でのZabbixブームの火付け役となっているミラクル・リナックスを訪問、同社ビジネス推進本部 プリンシパルエンジニア 青山雄一さんにお話を伺いました。

■そもそもZabbixとは? なぜ話題になっているの?

 Zabbixはラトビア人のアレクセイ・ウラジシェフという若者が1998年に開発したプロジェクトがその原型となっています。2001年にGPLとしてリリースされ、2004年には晴れてバージョン1.0が登場し、現在ではオープンソースの統合監視ツールとして、世界中で採用が広がっています。2012年5月にはメジャーバージョンアップとして2.0がリリースされており、現時点での最新バージョンは12月8日にアナウンスされたZabbix 2.0.4です。

 統合監視ツールという触れ込みのZabbixですが、いったい何を監視するのかというと、ネットワークやサーバ、アプリケーションといったインフラの稼働状況です。ネットワークやサーバの障害を検知したり、「そろそろこのサーバのCPU利用率ヤバイかも」と障害の予兆を捉えて通知することで、システム全体の信頼性と可用性を高める役割を果たします。

 Zabbixは「Zabbixサーバ」「Zabbixエージェント」「Webインタフェース」で構成されており、バックエンドはC言語で、フロントエンドはPHPで実装されています。監視対象の機器にエージェントを仕込み、そのエージェントがZabbixサーバに対してデータを送信するわけですが、Zabbixの特徴はエージェントを導入していない機器でもSNMPやTCP、SSHといったプロトコルを通じて監視することが可能なところです。Zabbixサーバが受け取った各機器からの統計データはMySQLやPostgreSQL、Oracle DatabaseなどのRDBMSに格納されます。エージェントレスでも使えて、データベースのプラットフォームもOSS/プロプライエタリ問わずに利用できる柔軟性の高さも、Zabbixが高く評価されている理由のひとつです。フロントエンドのWebインタフェースも使いやすく、監視ステータスをグラフやマップでグラフィカルに表示でき、専用のクライアントソフトも必要としないので、いつでもどこからでもチェックを行うことが可能になっています。

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