How it works: SQL Serverの接続編

EnterpriseZine / 2013年2月26日 0時0分

こんにちは。日本マイクロソフトPremier Field Engineeringの古賀です。今回取り上げる内容は、SQL Serverの接続に関するお話です。社内からはマニアックネタ担当として、内部動作のあれが知りたい、これが知りたいと色々なリクエストがきているのですが、個人的には少しポップなネタをとりあつかいたいなぁと思い、接続に関するお話しを題材にとりあげることとしました。

■SQL Serverがクライアントリクエストを処理するまでの長いみちのり

  SQL Serverはサーバーアプリケーションですから、ユーザーがSQL Serverを利用するには、まずSQL Serverに接続します。SQL Serverへの接続が成功したあとは、クエリを発行し結果を取得します。たったそれだけのことですが、SQL Serverや、SQL Serverへ接続するためのモジュールの内部ではさまざまなことが行われています。「SQL Serverに接続する」というアクションだけみても、深堀すると様々なプロセスがあることに気が付きます。

 たとえば、SQL Serverへ接続するため、クライアントはまずSQL Serverがどのようなプロトコルでリクエストを待ち受けているのか問い合わせなければなりません。SQL Server Resolution Protocol(以降SSRP)というプロトコルでSQL Server Browserサービスへ問い合わせるわけです。

 このように、SQL Serverが通常どのようなプロセスを経てクライアントリクエストを処理し、結果を返しているのか、「接続編」と「リクエスト処理編」の2回に分け、みなさんが普段あまり意識していない部分を少し掘り下げた形で見ていきたいと思います。今回は「接続編」です。

■SQL Serverへの接続

  SQL Serverはクライアントとの通信をTabular Data Stream Protocol (以降TDS)というプロトコルで行います。WebサーバーがHTTPというアプリケーション層のプロトコルでクライアントリクエストを処理するように、SQL ServerもTDSというプロトロルでクライアントと通信します。SQL ServerはTDSプロトコルを実装しているサーバー アプリケーションなのです。

 TDSはマイクロソフトが定義しているオープンプロトコルで、仕様が公開されています。TDSはアプリケーション層のプロトコルですが、HTTPプロトコルと異なり、トランスポート層のプロトコルで接続が確立しただけではリクエストを送信することができません。リクエストを送信する前に、別途TDSレベルでのログイン処理が必要になります。TDSレベルでのログインが成功して、はじめてクライアントはクライアント リクエストを発行できる状態になるのです。

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