災害時のセカンダリ サイトの復旧

EnterpriseZine / 2013年3月26日 0時0分

図3(メンテナンス プラン)

こんにちは。Premier Field Engineering 部の坂輪です。前回にひきつづきマルチサブネット構成の可用性グループについてです。前回の3つのレプリカをもつマルチサブネット構成を前提に、今回はセカンダリ サイト復旧の注意点についてご紹介したいと思います。

■WSFCの再開

 災害などでプライマリ サイトが使用できない場合、セカンダリ サイトで SQL Server を稼働させますが、前回の3つのレプリカをもつマルチサブネットの構成では稼動しているノードが1つのため投票は過半数を超えません。そのため、強制クォーラムを使用してWSFCを起動します。これを行うにはフェールオーバー クラスター マネージャー、PowershellとNET コマンドのいずれかが使用できます。

 WSFCを起動した後はNodeWeightを1に設定します。また、クォーラム構成も現在稼動しているノード数にあわせて変更します。WSFCを起動する手順は次のようになります。

 ・クラスター サービスが実行されていないことを確認する
 ・強制クォーラムを使用してクラスター サービスを起動する
 ・NodeWeight の調整
 ・クォーラム構成の変更

 Powershell を使用したWSFCの起動や構成の変更の例はつぎのようになります。
# WSFC のサービスが起動していないことを確認PS C:\> $nodename = "AGReplica3"PS C:\> Stop-ClusterNode -Name $nodenameStop-ClusterNode : クラスター サービスが実行されていません。クラスター内のすべてのノードでそのサービスが実行されていることを確認してください。  エンドポイント マッパーから使用できるエンドポイントはこれ以上ありません。発生場所 行:1 文字:1+ Stop-ClusterNode -Name $nodename+ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  + CategoryInfo : 接続エラー: (: ) [Stop-ClusterNode]、ClusterCmdletException  + FullyQualifiedErrorId : ClusterEndpointNotRegistered,Microsoft.FailoverClusters.PowerShell.StopClusterNodeComman d# -FixQuorum を指定して WSFC を起動PS C:\> Start-ClusterNode -Name $nodename -FixQuorumName ID State---- -- -----AGReplica3 3 Joining# NodeWeight を 1 に設定PS C:\> (Get-ClusterNode $nodename).NodeWeight = 1PS C:\> $nodes = Get-ClusterNodePS C:\> $nodes | Format-Table -property NodeName, State, NodeWeight -AutoSizeNodeName State NodeWeight-------- ----- ----------AgReplica3 Up 1#クォーラム構成をノードマジョリティに変更PS C:\> Get-ClusterQuorumCluster QuorumResource QuorumType------- -------------- ----------wincluster ファイル共有監視 NodeAndFileShareMajorityPS C:\> Set-ClusterQuorum -NodeMajorityCluster QuorumResource QuorumType------- -------------- ----------wincluster NodeMajorityPS C:\> Get-ClusterQuorumCluster QuorumResource QuorumType------- -------------- ----------wincluster NodeMajority

坂輪貴行[著]

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