Salesforce.comの一人勝ちなんていわせない、サイボウズのクラウドビジネスは順調

EnterpriseZine / 2013年7月19日 10時0分

クラウドデータベースのサイボウズkintone。サービス提供開始から1年半ほどが経過し、「業界を変化させるような事例が出ています。拡張性が高まり、さらにおもしろい事例が出てきています」とサイボウズ株式会社 代表取締役社長の青野慶久氏は言う。サイボウズでは、クラウドサービスの基盤となるcybozu.comを提供し、各種アプリケーションをクラウド化して提供、会社をクラウドへとシフトしている。そのために、基盤となるクラウドインフラの部分には投資を続けており、かなり信頼性の高いものを実現していると青野社長は言う。

■チームワーク・プラットフォームのkintoneをアップデート、業界を変化させる興味深い事例も多数出現中

 「インフラ部分は、一言で言うと信頼性が高い。ここ最近、米国のクラウドは怪しいぞというのが分かってきました。どうやら中を見ているぞ」と、青野社長は海外のクラウドサービスにはセキュリティやコンプライアンスの面などからも不安がありそうだと指摘する。これに対しサイボウズのクラウドサービスは、すべて日本人が開発し、運用している。バックアップについても、西日本、東日本と2つのデータセンターがあり、国内だけで完結しているといった点が強調された。そして「日本で、ここまでのクラウドのシステムにしているのは、サイボウズだけでは」と自信を見せる。

 青野社長の自信を確固たるものにしているのが、顧客数の順調な伸びだ。2013年7月時点で4,000社を越え、国内で先を走っているSalesforce.comの顧客数もまもなくキャッチアップできるとのこと。「Salesforce.comの一人勝ちは、間違いですね」と青野氏。そのクラウドサービスの中で、kintoneのユーザー数は700社を越え、こちらも順調に増加している。

■kintoneは業務アプリケーションの開発環境ではなく「チームワーク・プラットフォーム」です

 その自身にあふれる青野社長、kintoneは「僕たちの言葉で言うと、チームワーク・プラットフォームです」と言う。一般的な分類ならば、kintoneはクラウドサービスのPaaSに分類されるだろう。クラウド・データベースを基盤に、その上でアプリケーション開発ができる環境だ。kintoneは、それらと何が違うのか。それは「チームワークを高めるのに必要な、3つの要素をセットで提供していることです」と青野氏。データベース、ワークフロー、コミュニケーション、これらを活用し組織のチームワークを高めるプラットフォームとなっているのがkintoneだと言う。

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